Stage:0を観に行ってきます


実家からざっと1時間。
横文字が並ぶハイカラなりんかい線の駅名を見ながら舞浜に降りる。
今回もネズミ達の王国に用はない。


こんな事をいちいち記事にしなくても良いじゃないかと思ったが、持ち前の低い記憶力では大会前のこのなんとも言えない心境を到底覚えておくことは出来ないだろうから今のうちに書き留めておく。


Stage:0——全国から予選を勝ち抜いた高校生が舞浜に集い日本一を決めるeスポーツ大会だ。
今回のタイトル(種目?)はFORTNIGHT 、クラッシュ•ロワイヤル、そしてリーグオブレジェンド。
どれもタイトルにふさわしいビッグタイトルだ。

本日は最終日、LoL部門の決勝であるが他部門の圧倒的な出場数に比べれば全国的に見てもその数は控え目だ。

しかしそれでもトリのタイトルに選ばれたということは世界で最も盛んなeスポーツタイトルとしての風格を感じさせる。
LoLをこよなく愛するサモナーの1人である私としても誇らしい。

そもそもキャラクターを動かして人と戦えるまでにかなりの慣れが必要なLoLというタイトルで60校もの出場があったということはむしろ喜ばしいとも言える。

とりあえずサワリはこれくらいにせねば、今の心境を書き留めるのが本題であるはずだ。


高校時代とはかくも不思議な時期である。
友達と一緒にバカなことをしたり何かに打ち込んでみたり、とにかくエネルギーに満ちていた。

我々はそのエネルギーを何かしらに変換して青年期を駆け抜けた筈だ。

自分が何者かも、何ができるかも分からず、ひたすらに周りも気にせず何かに向かって突き進まないと死んでしまう。

そんな回遊魚の如く動的で不安定なものにこそ膨大なエネルギーは宿るものだ。

そしていつしかエネルギーを使い果たし、歩みがゆっくりになると周りの景色が見えてくることもある。
今まで何処を走ってきたのか、どうやって走ってきたのかの覚えもなく、今思えば夢のように感じられる。

それが青年期というものなのかもしれない


若い人たちは、自分たちは絶対年を取らないとでも思っているのだろうか。人生のうち、青春として知られる時期ほど短いものはない。
———新渡戸稲造


Stage:0に臨む高校生達へ、君達が数ある道の中から「eスポーツ」を選び、突き進んできてくれたこと、その事実がとても嬉しい。

結果はどうであれ、君達の夢の一部となれるよう今日は精一杯声援を送りたい。

eスポーツ好きの高校生達へ、学生と社会人の狭間にいるよく分からない生き物より

#STAGE0 #eスポーツ #LoL #高校生 #エッセイ


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