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似合うメイクとは 


コンプレックスを受け入れて、そこからモチベーションを見出し挑戦する人って何が違うんでしょう。様々な場面でたのしくアップデートしているひとを見ているとこちらも気持ちが良いものです。いや、ちょっと嘘つきました。やっぱり羨ましいんです。単に自分が諦めて、すごい!という表現をしてごまかしてるだけなんです。

挑戦リストにはダイエット、資格取得、英語などがあります。その中でも挑戦できずにいたのはメイクです。そんな当たり前のこと?と思われるかもしれません。正解みたいなものが分からないまま生きてきました。自然な仕上がりが好みなんですが、ナチュラルメイクほど大変なものはないと詳しいひとは言います。本来見た目は生まれつきだもの、こんな私がいくら頑張ったところで美人や可愛い人にはなれないとリングにも上がらず観客席に座っていました。しかしここが問題なのです。よくよく考えてみると自分と比較対象のハードルがやたらに高いんです。アホです。なれないからとかそんな次元じゃないっ。好きな自分になれば良いんです。なれないものへの憧れの強さというか執着だったんでしょう。どうにかしないといけないと感じた40代、メイクアップアーティストの草場妙子さんの本を読み、アディクションに出合います。

今回大阪に滞在していた私は、朝から梅田阪急のアディクションへ直行しました。まだ来店客もまばらでゆっくり商品を見ていると、若い男性スタッフに声を掛けられます。一旦距離をとり、細かく相談したいしできれば女性がいいなとあたりを見回し、ちょうど目が合ったBAさんにこちらから声を掛けました。(悩みがなければ男性BAさんでも良かったけど。でもこれが性差別やエイハラなのかな。とりあえず選択の自由を行使しました)

メイクの全てに悩んでいることを話すと時間が許すなら最初からメイクしましょうと言われ、あの女優ライトと呼ばれる照明のまえに腰掛けました。メイクを拭き取り、化粧水などの保湿と紫外線のプロテクターをして、いよいよベースメイクの始まりです。


梅田阪急のADDICTIONで購入した商品

写真① スキンプロテクター カラーコントロール 003(ベージュ)
ふだん肌の色の調整をするベースメイクはほとんどしていません。BAさんからすすめられたこちらを頬骨あたりに点々と置き指でなじませる。もちろん毛穴カバーも。

写真② スキンリフレクト フィックスコンシーラー 004
コンシーラーをつけても次に塗るファンデーションと混ざりあってちゃんとついてるのか問題を密かに抱えていました。するとこちらのコンシーラーは密着度も高くよれにくいと評判もよくBAさんの声のトーンもひとつ上がった気がした商品。昔からそばかすもあり、そこへシミも誕生し、目の周りがだいぶくすんでいます。あとは小鼻の脇、唇まわりと丁寧に点けてなじませます。眼鏡を外しているので違いがよくわからないまま、なんとなくで返事をしていたのはバレていたかもしれません。

このあとのリキッドファンデーションは普段使っているものよりトーンを落とした色番ちがいを試してくれました。オンラインで購入し肌にマッチしているのか不安だったけど、次回はこちらにすることで解消。

写真③ インビジブル エッセンス ルースパウダー グロウ 001
突然ですが、わたし『透明感』信者なんです。このとき悟りました。自然な仕上がりもですが、究極のところ透明感が欲しいのです。欠点のカバーもしたいけど重ねると透明感が失われ、パサッとなるのが悩みでした。年上の素敵なひとにメイクを伺ったら、メイクするとかえって老けちゃうからスキンケアと日焼け止めだけなのよと返されたあの日。素肌がキレイは最強だと思い知りました。影響をうけパウダーをやめツヤなのかテカリなのか微妙なままときは過ぎ、化粧が落ちている問題に直面します。やはりパウダーの働きを無視する訳にはいきません。これを解消してくれるのがこちらの商品。なんだか通販番組のノリになってる気がしてきました。つけてもらうと薄付きで、ちゃんとヴェールがかかっている感覚。頬の右と左で2種のパウダーを試してもらいましたがもうひとつのタイプはしっかりキレイをつくれるパウダーでした。

写真④ ブレスド デュオ アイブロウ 01
流行りすたりのある眉は、ここさえ押さえておけばOKといわれるほど顔の中でも影響力のあるパーツ。眉が濃くてしっかりしているのでいつもはプチプラで描いていました。するとBAさんから眉はそのままでいいですよ〜と意外なアドバイス。下手に左右差を気にしすぎず眉尻は少し短めに足すこと。あとは細い筆のアイブロウで1本ずつ日本画のように隙間を埋めていました。す、すごい。怖気づいていると面倒ならペンシルでも大丈夫って笑ってくれました。せっかくなのでブラシも購入。

写真⑤ ザ マット リップ リキッド 015
赤リップがほしいんです!と強く訴えると赤もいろいろありますので試してみますか?に対し似合いそうなのでお願いしますとこれまた強くお願いしました。それでは比較的肌なじみがよくマスクにもつきにくいこちらにしましょうと選んでもらった015。たしかに若いひとの真っ赤も素敵よ。だけど唇だけが目立つ感じもなく私には丁度いい色味でした。これにします!と即決定。要望を伝えたうえで数ある中から選んでもらえるってプロのお仕事だわ。

主に購入したものを紹介しましたが、匠の技としてのアイシャドウはグレーとブラウンを基調にシックに、チークもリキッドのスモーキーなピンクをすっと伸ばすだけ。アイホールと鼻の横、顔の輪郭に沿ってブラシでさぁーっとシェーディング。素人目にはよくわからないけど、ハイライトはしていないようでした。私には色を使うメイクより骨格メイクのほうが顔立ちに合うし、カワイイより美人をつくる感じがいいとのアドバイス。つくるんです。ここが大事。なるほど。顔立ちや肌の色と要望を、パーソナルに分析しキレイを叶えるお仕事。まさにプロでした。

はい、終わりましたと告げられ
ようやく眼鏡をかけて鏡を見ました。
ええ、しっかりと見ました。

とっても気に入りました。
思わず、わあーきれいになったと言いました。
あくまでも個人の意見です。
自己満足です。
会計を済ませ、BAさんにもお礼を伝えお店をでました。一度ホテルへ戻ると、娘はすぐに気づいてくれました。ありがとう!

ところでみなさんは誰かにメイクをしてもらい、すごく気に入ったことはありますか?わたしはこれまで1度しかありませんでした。たいてい舞台メイクばりのわたしが映っているのです。アイメイクが濃いのは命取り。帰り際すぐにトイレにいき拭き取っていました。うまく伝えきれないもどかしさと、BAさんが張り切ってしまうのをとめられないええカッコしいの自分がいました。

時代の流れもあるのかもしれません。押し売りのような接客に遭遇する機会は減りました。今回、わたしがメイクをしている間も次々にお客さまが来店され番号札を渡されあちこちで番号が呼ばれていました。週末は特に忙しく1時間待ちもあるとのこと。近くに住んでいたら定期的に通いたいほどBAさんがすばらしかった。相性もよかったのでしょう。素敵な買い物でした。

ここでメイク画像を貼りたいところですが、ありません。というか自分はこんなに喜んでいるけれど他人から見るとたぶん違いはわからないのです。そんなものです。そのあとはルンルン気分でなんばグランド花月で大笑いし、家族と超おいしいピザを食べおしゃべりする一日は最高でした。

自分が気分よくいられるための努力は必要ですね。これから真価が問われます。ちゃんとメイクをするのか問題の幕開けです。




気づいたら3000字超えでした。
メイクや肌の悩みも千差万別ですね。
私は老け顔がコンプレックスでした。
だから若く可愛いほうがいいのかもと勘違いをしていたのです。逆でした。痛かったな…

みなさんの体験談やお悩み、コメントお待ちしています。ADDICTIONのまわし者みたいですみません。ありがとうございました!





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