200名以上のエンジニアの転職相談に乗って分かった、事業会社の優秀なエンジニアが転職を考える6つの理由

ITエンジニアの人口と不足人数が以下のような状況の中、エンジニアの採用獲得競争が激化している昨今。

2017年:供給人数922,491人/不足人数218,976人
(IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果/経済産業省 より)

また、上記調査では、今後の動向を以下のように予測しています。

2019年:供給人数923,273人/不足人数268,655人
2020年:供給人数923,002人/不足人数293,499人
2025年:供給人数902,789人/不足人数429,611人
2030年:供給人数856,845人/不足人数586,598人

採用に苦戦している企業様も多いですが、エンジニアに辞められて困っている企業様も多い状況。そんな中、事業で優位性を出すために、エンジニアが長く働ける環境を作ることはIT企業の成長における重要な要素となっていると思います。

私自身、ITベンチャーに強いヘッドハンティング会社で200名を超える事業会社で働いているエンジニアの転職希望者にお会いして、昨年の採用支援決定数の26/56がエンジニアで、エンジニアの方々の生態系の知識がついてきたので、優秀なエンジニアが転職を考える6つの理由をまとめてみました。
※本音ベースで記載しているので気分を悪くされないよう予めご了承ください。

1.事業観点
事業の成長性が見込めない。業績が不調。社会貢献性を感じられない。興味があるプロダクトに携わりたい。社会の仕組みを変えるような事業に関わりたい。経営者の事業理念・経営姿勢に共感できない。受託から事業会社に行きたい。新規事業に携わりたい。意思決定が遅い。IoTやりたい。

2.役割観点
技術力を上げたいのにマネジメントや採用などが多い。技術よりマネジメントに寄りたい。組織が縦割りでプロダクト企画に携われない。事業側が強すぎて社内受託っぽくなっている。ゼロから組織を作りたい。自分の力が外で通用するか試したい。裁量をもって会社を動かしたい。社内調整が多く開発に集中できない。やりたいことをやらせてくれない。技術的な面白さがない。

3.技術観点
技術の情報発信ができなくなった。より大きなプロダクトに関わり、技術的な挑戦をしたい。外注が多いのでスキルが高まらない。優秀なエンジニアと働きたい。勉強会などやりたい。アジャイル開発でない。技術への投資が少ない。よりサービス側の開発をやりたい。AWSなどのスキル高めたい。新しい技術・言語(Scala、Ruby、Go、Pythonなど)に挑戦したい。

4.給与観点
年収が上がっていかない、もっと上げたい。適切に評価されない。年収差が納得できない。ストックオプションの量に不公平を感じる。

5.働き方観点
フレックスでない。裁量労働制が良い。リモートワークしたい。仕事が激務でワークライフバランスを取りたい。

6.人間関係観点
経営者の技術への理解がない。CTOが技術のことを分からない。経営者が尊敬できない。

エンジニア以外の方々からすると、とてもわがままに聞こえるかもしれませんが、エンジニアは欲求に素直な方が多く、技術力で時代に遅れないように必死です。また性格的にも優しく事業側と比べて強い主張ができない方が多いため、働く環境には敏感で嫌な事が多いとライトに転職を考え始める傾向があるかと思います。

だからこそ、経営視点やビジネス視点を持って、経営や事業側と戦えるCTOやVP of Engineeringのニーズも高く、そういった幹部が経営と技術のバランスを考えてエンジニアが楽しく働ける環境を作る必要があると考えています。

また、これからエンジニア採用を強化したい事業会社や技術ドリブンで勝っていきたい会社は積極的に働きやすい環境を作ることに投資する事も大事だと思います。

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労働市場を可視化し、採用成功やキャリア形成を支援するnote

高山邦広/ビズリーチで新規事業BINARの営業・カスタマーサクセスを担当/エンジニア採用、キャリア形成のnote/前職はIT系に特化したヘッドハンティング会社のヘッドハンターとして、両面のコンサルタント&メンバーマネジメントを経験。実績:半期トップセールス3回。#エンジニア採用

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