仮面ライダーセイバー第一章で見たwithコロナの映像制作の新しいスタイル。
もう新番組の第1話感想を書くためのnoteになってる気がしますが、気にしない!!
仮面ライダーセイバー、始まりました!!
いやぁ、面白かった!!
でも・・・、こんなフレーズをSNSで目にするんです。
仮面ライダーの戦隊化
確かに、
・敵の巨大化
・ED曲の採用
・EDダンスの取り入れ
・アイキャッチの組み込み
おおまかにこんなところですか共通ポイント。
でもね、そういうこと言ってる人って
なんか今の状況を見えているのかなって思うんです。
いつまでも、今までと同じ形で撮影やフォーマットでやれないことを、いち早く形にしているとは思えないのでしょうか?
withコロナ・アフターコロナ
ロケで多くの役者さんやスタッフを連れて行けない、密を生まないような配置。
撮影時間も限られる。
その状況下でどう作品として成り立たせるか。
その試行錯誤の形が、
◯変身バンクや舞台設定にCG多用。
◯OP.EDで語り部を起用。アイキャッチの活用。ED採用による本編短縮。
◯それに合う形として、敵の巨大化やダンスを組み込み。
私は今までの東映特撮の叡智を活用した形だと思ってます。
故に、ライダー畑で育ち、監督デビュー後、ライダーでは最終話担当も多く、戦隊では3度パイロットを経験している柴崎監督に白羽の矢が立ったんだと思ってます。
ダンスだって、振り付けのTAKAHIROさんが「この曲に振り付けつけるの?(東京スカパラダイスオーケストラのグルーヴ感ある軽快な曲)」と悩まれたぐらい振り付けつけるには難しい曲だし、EDダンスの先輩・プリキュア、戦隊との差別化も上層部に言われていた可能性もあります。
敵の巨大化については、ライダーではそんな珍しくないし。逆に乗り物に乗らずに倒すところに差別化図ってますし。
また、公式HPのエピソードガイドでは、こんなことも書かれています。
セイバーでは、コロナ禍による様々な撮影不安が現実となっている現在、どんな状況でも撮影ができることを目指すだけでなく、これを好機と捉え、いままでの仮面ライダーに無い新しい絵づくりをするために、これまでのシリーズには無い取り組みをいくつか行っています。
その一つが、ライブ合成です。
技術自体は古くからニュースやバラエティなどで使われている、いわゆる「お天気キャスターのアレ」。
(出典:仮面ライダーWEB「仮面ライダーセイバー」エピソードガイド 第1章あとがき ■新たなる挑戦!?ライブ合成!)
一つ一つ見ていけば、その苦心の跡を感じずにはいられないのに、安易に『戦隊化』ということを言うのは、ファンとして感じよくないですね。
来週第2章のエピソードガイドにも、新しい表現、撮影方法を駆使した野心的な回と紹介されています。
こうした取り組みを見てもむしろ、この伝統あるシリーズをこの未曾有の危機をもたらせた未知のウイルス相手にも止めないために、必死に戦う製作陣に改めて敬意を表する思いです。
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