見出し画像

コーヒーのために何ができるのか?

SDGs:Sustainable Development Goals
▶︎持続可能な開発目標

最近話題のワードらしいが、僕は詳しく知らなかった。

名古屋で開催されたコーヒーサロンのテーマ「コーヒー危機とSDGs」に興味を持ち、久々にセミナーらしいセミナーに参加した。

ざっくり説明すると、
コーヒー生豆の国際相場が下落の一方で、生産者は「こんなのやってられねーよ!」という状況に僕らが何ができるか?
ということ。

飲む人(需要)は増え続けてるのに、コーヒー生豆の国際相場は現在、50年前と変わらないっていう不思議。(もちろん、豊作によって供給過多▶︎下落、不作によって供給不足▶︎暴騰という年もあったのだが)
なのに、消費国に入ってくるコーヒー生豆の価格は年々高くなってきてるという不思議。
仕入れ側(先進国)の人件費上昇というのもあるだろうけど、それなら生産側にだって同じことが言えるはず。

中間業者、消費国(消費者)、投機家、…などなど、どこかで倫理が破綻しているのだろうけど。

ところで、上記の状況だけ見ると「コーヒー危機」イコール「コーヒー生産者危機」と考えてしまう。(もちろんその通りなのだけど)
もう一つ、「コーヒー品質危機」もある。(生産者が食っていけない云々でないとしても、品質より量を優先することにも由来する)
生産者は儲からないけど、とりあえずテキトーに作って売り、仕入れる際に高いから消費国のお店では高く販売される。
買ったコーヒーが不味いから消費者はコーヒーを買わなくなる。
超安くて不味いコーヒーが生き残る、またはコーヒー需要が無くなるという負の連鎖。

結局、僕らには何ができるか?

ということで登場するのがSDGs。
SDGsには17の目標(Goals)があって、その全てでなくても、各々にできる部分を達成して行こう!という取り組み。
詳しくはサイトにて。

僕の場合は何だろうか?

やっぱり、コーヒーの価値を上げることだと思う。
駆け出しの小さな自家焙煎コーヒー店が出来ることと言えばこれぐらいじゃないだろうか?
自分で選択した「おいしいコーヒー」を知ってもらうに尽きる。
なぜなら店は消費者と直接繋がる場所だから。
現地へ行って直接適正価格で買い付けるなんてことは現実的ではない。(そこまでに掛かるコストで店がつぶれる)

「おいしいコーヒー」が適正価格で取引されるとなれば、生産者の「やってやろう!」に繋がるし、それによってコーヒーの品質はさらに向上する。

いわゆるwin-win。

明日そうなるわけではないけれど、長い年月を掛けて続けていく以外に方法はない、と今は思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?