ライターとして書き始めて3年。
ありがたいことに取材の機会をいただくことも増えた。
先日の取材では、新人時代に勤務していた場所に行き、
懐かしさと時間の流れの速さを感じた。
おしゃれなカフェが賑わっていて
帰りによく通ったレストランは無くなっていた。
新しい駅ができていたし
当時から年季の入っていた更衣室棟は見る影もない。
「この仕事一筋に生きる」と燃えていた自分はいなくなり
「医療とライター」という想像もつかなかったアラフォーになっている。
世の中も自分も随分変わった。
当時の自分がこのアラフォーを見たら、どう思うんだろう。
望んでいた将来からは離れてしまったけれど、
向かっていきたい未来だと感じてもらえるんだろうか?
そういえば「他人と過去は変えられない」と習ったのもココだったな。
一瞬で振り返ることのできる20数年。
なら、
20年後の自分は今日の私をどう思い出すだろう。
「望んでいた未来に来れたな」
穏やかに思い出せるようでありたいな。
これから変えられる未来にちょっと期待しながら、
変わることのなかった、寮からの道を歩いた。
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