note版 哲学ダイアグノーシス 第一号カント(前編)
<note版>
あなたの想いが哲学になる、
経営者・ビジネスリーダーのための読むエクササイズ
<哲学ダイアグノーシス>
第一号 カント(前編)
<哲学ダイアグノーシス>、今回から正式版として発行いたします。この記念すべき正式版の第一号では、I・カント(Immanuel Kant、1724年~1804年)についてお話しします。カントは哲学の歴史において非常に重要な人物ですので、今後も何度か取り上げることになるかと思いますが、特に今回お話しするカントの考え方は、ビジネス・リーダーの皆さん、そしてビジネス・リーダーを志す皆さんにとって、非常に重要なものですので、初っ端からまことに恐縮なのですが(笑)、前編・後編と二回に渡ってお話しさせていただきます。
カントは日本でも人気のある哲学者であり、中学校や高校の社会科の先生方、そしてもちろん大学の哲学や倫理学の先生方の中にも大のカント・ファン(?)が多いようです。ですから、皆さんの中にも、学校の授業でカントについて詳しい話をお聞きになった(あるいは「聞かされた」?笑)方もいらっしゃるかもしれません。そんなカントについて、今回も、そのエピソードからお話ししましょう。
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