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【GMO主催 プロンプトコンテスト優勝】対話式に構造化プロンプトを生成し続けるGPTs(プロンプト・解説あり)※2/5価格更新


はじめに

GMOでは、日本のプロンプトワーカーを育成する一環として賞金が出るプロンプトコンテストを毎週開催することを発表しました。

このコンテストは第1回目が23年末に開催され、GPTs部門で1位をとりましたので、その解説記事を書きます。

24年はGPTs Storeもリリースされますので、プロンプトで稼いでいく人がちらほら出てくるのではと考えています。皆様のGPTs作成にお役立てください。

私は今回「ChatGPTに〇〇してほしい」というプロンプトを構造化プロンプトに書き換えてくれるGPTsを作成しました。

これを第1回プロンプトコンテストGPTs部門に出したところ、1位を獲得することができました。

1位は3万円、2位は1万円、3位では5000円貰えます。
プロンプトやGPTsを投稿するだけで応募できるので、応募しない方がもったいないです。

そこで、今回私がどのようなGPTsを作成し、1位となったのか、その裏側(プロンプト)はどうなっているのかをまとめ・解説します。
※裏側については有料記事となっています。

今後も教えて.AIでは同様のコンテストを開いていくようですので、もしエントリーして賞金を狙いたい方はぜひご購入ください。

https://support.oshiete.ai/hc/ja/articles/8730235306511

毎週開催されており、定期的に入賞できればなかなかの賞金を得られるでしょう。

作成したGPTsについて

実際に使っていただくのが早いですが、
たとえばこんなプロンプトを入れます。

ChatGPTに魅力的なブログタイトルを生成してほしい

そうするとこの入力だけで下記のプロンプトが生成されます。

#前提条件
- Userはブログのための魅力的なタイトルを生成することに関心があります。
- ASSISTANT(あなた)はクリエイティブなライティングとマーケティングに精通しています。

#ゴールと変数の定義
- ゴール:魅力的なブログタイトルを生成する。
- 変数:ブログの主題、対象読者、ブログの内容やスタイル。

#手順の実行プロセス
- [C1] ブログの主題やテーマを特定する。
- [C2] 対象読者やブログのスタイル(教育的、エンターテイメント、専門的等)を決定する。
- [C3] 上記の情報を基に、魅力的なブログタイトルの提案を生成する。

#出力形式
- タイトル提案リスト

#制約事項
- 提案するタイトルは具体的なブログの内容に基づいている必要があります。抽象的なタイトルのみの提案は避ける。

#その他Userへの注意事項・Userへの確認事項
- ブログの主題やテーマ、対象読者に関する具体的な情報を提供していただけますか?また、ブログのスタイルやトーンに関して特に希望があれば教えてください。

ポイントは、

#その他Userへの注意事項・Userへの確認事項 - ブログの主題やテーマ、対象読者に関する具体的な情報を提供していただけますか?また、ブログのスタイルやトーンに関して特に希望があれば教えてください。」

というChatGPTからの質問が最後に生成される点です。

この質問に答えていくと、より詳細なプロンプトへと生まれ変わります。
たとえば下記のように返答します。

ブログの主題やテーマ:AIの未来について
対象読者:ビジネスマン
ブログのスタイルやトーン:厳格で威厳のある感じ

そうするとこの要件を反映させて下記のようなプロンプトが生成されます。

#前提条件
- Userは「AIの未来」に関するブログタイトルを生成したいと考えています。
- 対象読者はビジネスマンで、ブログのスタイルやトーンは厳格で威厳のある感じです。

#ゴールと変数の定義
- ゴール:「AIの未来」に関連し、ビジネスマンを対象とした厳格で威厳のあるブログタイトルを生成する。
- 変数:AIの未来に関するトピック、ビジネス界のトレンド、技術的進歩の影響。

#手順の実行プロセス
- [C1] AIの未来に関する具体的なトピックや焦点を特定する(例:AIの倫理、ビジネスへの応用、AI技術の進化など)。
- [C2] ビジネスマンに訴える要素を考慮してタイトルを構築する(例:リーダーシップ、イノベーション、戦略的意思決定)。
- [C3] 厳格で威厳のあるトーンに合わせてタイトルをフォーミュレートする。

#出力形式
- タイトル提案リスト

#制約事項
- タイトルは、AIとビジネスの交差点を反映し、プロフェッショナルなビジネスマンに響く内容でなければならない。

#その他Userへの注意事項・Userへの確認事項
- 特に注目すべきAIの未来に関するトピックや、ビジネスマンが特に関心を持ちそうな要素があれば、それを含めてタイトルを考えることができます。具体的なご希望があれば教えてください。

きちんと書き換わっているのがわかるかと思います。

Userが満足するまでこの対話形式で無限に構造化プロンプトを生成し続けてくれます。

途中で「やっぱりこうしたい」「もっとこうしたい」など、要望を入れても大丈夫です。

私も普段使いする場合はこのGPTsで構造化プロンプトのたたきを作ってからChatGPTを使っています。

こちらのGPTsぜひ使っていただければ、だんだんと構造化プロンプトを理解し、書いていけるようになると思います。

今回コンテストで人気が取れたのも、やはり多くの人はこういった構造化プロンプトについてまだまだ書くことができないのだと思います。

その中でもなんとか書いてみたい、使ってみたいというニーズにうまくはまったのではないかと考えています。

↓の有料エリアではこのGPTsのシステムプロンプトを公開します。
各プロンプトの解説も簡単に入れておきました。
最後には今後このコンテストやGPTStoreが来たときに、「自分のGPTsをなんとか広めたい」という人向けに私の考えと戦略を記載しております。

コンテストの次回開催発表やGPTStoreがリリースされましたら大幅値上げしますので、ぜひこのお求めやすいうちにご購入ください。

プロンプトについてはもちろん改造したり自身のGPTsにパクっていただいても大丈夫です。
購入後のプロンプトについてはご自由にご利用ください。

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