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「今のBaseconnectのおもしろさ」を語ります。 〜54億円の資金調達に寄せて〜

本日、54億円のシリーズBの資金調達を発表しました。

今回の資金調達は前回のシリーズAに続く6度目の資金調達であり、資金調達は慣れたものでしたが、今回は今までと難易度や期間など全ての次元が違うラウンドだったように感じてます。

金融ショックに始まり、ウクライナ戦争やインフレなど、外部環境の変化に強く影響を受けました。また、目標金額が大きいため、そもそもの資金の出し手がごく一部の投資家に限られたり、取りうるスキームが限定的になるなどで、打席が限られる緊張感のある調達活動となりました。

そんな中で無事、納得のいく資金調達ができたので、これからは改めて事業と組織に全力でコミットしていきたいと思っています。
そこで今回は主に採用候補者の方に向けて、シリーズBを終えたBaseconnectに入ると何がおもしろいのかについて書きたいと思います!

①法人営業の新しいアタリマエを作るのがおもしろい

我々のプロダクトである「Musubu」はデータ活用による法人営業の効率化を可能にするプロダクトです。
日本の法人営業のDXやデータ活用の状況はアメリカよりも10年以上遅れていると考えており、多くの労働人口を抱える日本の法人営業におけるデータ活用・DX推進は大きな課題です。
これだけの社会的な大きな負があり、日本だけで100万社以上の会社にインパクトを与えられるポテンシャルのあるプロダクトを作ることはとてもおもしろいです。

アメリカではMusubuと近しいプロダクトである「Zoominfo社」という時価1兆円を超える会社が存在しています。
今の私たちのプロダクトや日本のデータリテラシーは10年前のZoominfo社の状態や10年前のアメリカの状態と近いと考えており、これから我々が日本の法人営業のデータ活用とデータリテラシーの向上推進を行うことで、同等の成長を実現できるポテンシャルがあると感じています。

我々はリリースから5年で10万社の顧客基盤を作ることができました。日本の法人営業の情報検索の在り方、データ活用の在り方に変革を起こしていくための第一歩を踏み出すことはできたと思っています。
これらの顧客基盤を起点に思う存分プロダクトを作り、世の中に広げていくことはとてもエキサイティングな経験となると思います。

②世界一の「データ・カンパニー」を目指すのがおもしろい

Baseconnectは一言でいうと「データ」の会社です。データという概念の中でも、データを構造化して集約した「データベース」を作ることを強みとした会社です。「世界中のデータを繋げること」が我々のミッションであり、あらゆるデータが繋がり合い・構造化され・整理されたデータベース(=ナレッジベース)を作ることで、知恵をダイレクトに検索可能にすることに私たちは挑戦しています。

「データ」は今後あらゆる分野でテクノロジーが発達し、AI化していく世の中で、センターピンとなるものだと考えています。
我々にとってのデータとは課題解決であり、血液のようにあたりまえにそこにあって不可欠な存在です。

データはとても奥が深く、取り組めば取り組むほどのそのおもしろさにハマっていきます。そんなデータの世界をとことん極めることができ、社会に実装できるおもしろさがあります。
これからはより本質的にデータと向き合うことができる事業フェーズです。

③優秀な仲間と働くのがおもしろい

Baseconnectのメンバーは優秀でとにかく「いい人」が多いです。特にこの1年間で多様性に富んだ魅力的なメンバーが増えたと思います。

うちのメンバーは自律しているけど協調も上手くできたり、具体と抽象を行き来できたり、バランス感覚に優れたメンバーが多いと感じます。また、1つ1つの仕事の質が高く、戦略やプロダクト、働く環境などの個々の要素が高いレベルで作れています。

今の我々の課題としてはそれぞれのピースはとても良いものを持っているものの、足りないピースがあり、そのせいで全体の成果を最大化できないこと。そして、1つ1つのピースを上手く掛け合わせ、相乗効果を生むことがまだやりきれていないことだと考えています。

非常にポテンシャルの高い人とチームが揃っているので、そんな中で化学反応を起こしていくことはとてもおもしろいと思います。

④これから決めることが沢山あることがおもしろい

我々はまだ創業から約6年の若いスタートアップであり、おそらくこれを読んで頂いている方が考えているよりもずっと未熟で、まだまだ創業期から成長期に差し掛かったくらいの会社です。

CXOもまだおらず、これから経営チームを組成していこうという段階ですし、ビジネスモデルも今大きく変革にチャレンジしている最中です。
有力な仮説としての戦略はありますが、まだまだ確定的な勝ち筋は見えておらず、あらゆる可能性を模索している段階です。
技術戦略はまだ未着手で、新規事業や複数事業化はこれからやっていきたいというフェーズです。

すでに明確な戦略が意思決定されていたり、重要なアーキテクチャが築かれている状態ではないため、これから自分で決めていくことができます。会社の柱となる部分を一緒に作っていくことができます。
すでにある程度出来上がった会社に入ることはおもしろくないという人に取っては理想的なフェーズだと思います。

最後に

今の我々はまだAmazonがアメリカで書籍しか取り扱っていなかったようなフェーズです。やりたいことの0.1%もまだできていません。Amazonがその後あらゆるジャンルの商品に広げていったように、我々も企業情報データを起点にあらゆるデータ領域・ソリューション領域に広げていき、あらゆる領域の情報検索にイノベーションを起こしていきたいと考えています。

これからの私たちの組織の核となり、未来を共に作れる仲間を探しています。この記事を読んで少しでも共感をいただけたら、是非一度お話する機会をいただければ幸いです。


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