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7年間勤務した大学での仕事で学んだこと

パートタイマー主婦の仕事とは思えない

とある大学のPCサポートが、仕事内容であった。

大学内にある、PCについて先生から「不具合があります」と言われれば、授業中に駆けつけて、不具合内容を確認し、授業が進められるよう、最善を尽くす。

そのやり方は、自己判断が求められる事が多く、内線が架かってくると、出動しなくてはならないので、ドキドキなのである。

また、学生からの学内PCやコンピュータ環境に関する質問を受けたり、退職前に関わったのは、学内PCの保守作業だった。

これらを、パートタイマーの主に主婦がやっているのである。


元々PCは、Wordで文章を書くくらいしかしたことがなかった私

大学の授業サポートと聞いて、アルバイト応募した。

なので、業務にPCに関する項目は、関係ないと考えていたのだ。

面接で話を聞きながら「あれ、これは私の入る余地はなさそうだ」と思い、次の面接先を探そうと考えながら帰宅したところ、

「PCサポートで、採用したいのですが」

と、電話がきた。

面接で話した通り、PCの事はよく知らないと伝えるが、

「配属予定の場所はPCを知っている人でも、いちから覚えなければならない場所だから大丈夫」

その言葉を信じ、入社する事を決めた。


入社して分かる、なかなか精神的にハードな仕事

無知な私が配属された場所は、学内でも特殊なシステムが構築されている教室のサポート。

そこは、教室と直にホットラインが引かれていて、トラブルが発生しやすいことが、前以て予想されている教室だった。

内線とは別の音が、インターホンから鳴ると、まず身構える。

新人の私は、先輩の後について、言われた事だけをやっていたが、そのうちひとりで出向き、どうしても対応しきれない場合は、先輩を呼ぶことに…

これが、授業が行われている教室内での作業だから、緊張せざるを得ないのだ。

「システム復旧できなかったらどうしよう」

「この作業を行ったら、先生が必要としているデータを、削除してしまうのではないか?」

「ええっ!テストを行った学生のデータの、収集ができない???次に別の先生の授業があるのに、休み時間中に解決できるのか????」

などなど、緊迫したやり取りが、結構行われるのである。

ここで学んだのは、PCについてももちろんだが、冷静にものを考える姿勢ではないかと思う。


次に配属された場所は、学びの窓口

入社から1年半後、前述したサポートデスクと兼任で、学生向けPCサポート窓口を受け持つことになった。

窓口には、何の質問に来るか分からず、そういった意味でもドキドキだった。

中でも、Excelについての質問は「いやいや学生さんの方が詳しいよ」と、思うような質問が来て「誰か助けて」と、心の中で叫んでいた。

学内情報サービス以外の質問は、できる範囲でと言われていたので、なんとかその場を回避することはできたが、学生さんと一緒に学んだものはたくさんあった。

この窓口業務で、Word、Excel、PowerPointなどのソフトウェアへの知識を、少しだが増やした。


保守・修理出し・学内PC各イメージを展開する作業

退社する1年ほど前から、保守などの部署に異動となった。

不具合が発生したら、まずどこが原因なのかを、切り分けるのが基本だが、その後、設置されている機器を予備機と交換し、修理出し、修理から戻ったマシンに教室に合ったイメージを入れて、予備機とすることも行った。

イメージを入れる作業などでは、BIOS画面を起動し、BIOS設定を変更して作業をする。

入社時には、PCは文字入力しかできなかったのに、ものすごい成長だ!

だからといって、仕事の範囲内でしか作業をしていないから、自分でPCをカスタマイズするとかはしていないが…

ここでは、少なからずハードウェアに対する嫌悪感はなくなった。


7年という月日で色々あったが

大まかに7年間携わってきた、内容を書いた。

細かく書けば色々あったが、こうやって書いてみただけでも「まさか、こんなにPCが身近なものになるとは」と改めて感じる。

仕事をしながら学べた内容は、今となっては大きなものだったと実感。

だが、まだまだ知らないことがたくさんある。

この職場で学んだことを活かし、これからの糧としていきたい。

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