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結局私は、小学校の時抱いていた夢を、聞く事はできなかった。

窓の外は、夜と朝の狭間。

闇の中に、白い光が差し始めていた。

一体私は、あの頃何を目指していたのだろう?


頭が重い…


今日は大事な会議がある、会社を休む訳に行かない。

でも、体が思うように動かないのだ…


しばらく、天井を見つめる。


「あの後、小学生の私は何を話したのだろう…」


なぜ私は急に、聞きたくなくなったのだろう?

そして、小学生の頃に抱いた夢を思い出せない、何かがあるのだろうか?

考えれば考えるほど、頭痛が酷くなる。

重い体を起こし身支度を調え、体を引きずるように家を出た。


会議中も話が入ってこない。

議事録を、私が纏めなければならないのに。

何故か、昨夜の夢が繰り返し、頭の中で再現される…


「何なのよ!」

「そこまでして、過去の夢を思い出さないといけないの?」

「今の私の生活は、何の不満も無いんだから!」


頭が痛い…

私は、これからどうなってしまうのだろう?

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