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太陽光パネルの洗浄方法について

みなさん、こんにちは。久野商事の久野でございます。

突然ですが、皆さんは太陽光パネルの洗浄を行っていますか。
汚れた太陽光パネルは太陽の光を通しづらくなってしまいます。

発電効率が落ちる原因として太陽光パネルの汚れが考えられます。
今回は太陽光パネルを洗浄するメリットや汚れる原因から洗浄費用について説明していきます。

太陽光パネルを洗浄する理由

太陽光パネルの表面は様々な理由で汚れることがあります。
1枚でも汚れた太陽光パネルは発電所全体の発電効率低下に繋がるため、定期的な洗浄が推奨されています。

発電量の回復

まずは発電量を回復することができます。
発電量を維持する場合、定期的に洗浄することで汚れによる発電量低下を防ぐことができます。

ホットスポットの防止

太陽光パネルの上に落ち葉や鳥の糞などが付着することで影ができ、電気抵抗が大きくなります。
長時間その状態が放置された場合、発熱して発電ができなくなります。最悪の場合、太陽光パネルの表面温度が100度を超えて火災が発生することもあります。

ホットスポット現象についてはコチラで説明しておりますので、ぜひご覧ください。

太陽光パネルが汚れる原因

野立て太陽光発電の場合、地面から近い位置に設置するため、土埃や砂埃で汚れやすくなります。
その他、花粉や黄砂、鳥の糞や落ち葉などで偶発的に汚れてしまう場合もあります。
また場所によっては火山灰や油などで汚れてしまうこともあります。

太陽光パネルの清掃方法について

太陽光パネルが汚れた場合の清掃方法について説明していきます。

布やモップで拭取り

太陽光パネル専用の洗浄液もしくは水で濡らした後、マイクロファイバー製の布やモップで拭き取ることで太陽光パネルを洗浄します。

また、水で洗浄した場合はスクイージーで必ず水切りを行います。
残った水が水垢となり、洗浄した箇所が汚れるため、必ず水切りをしましょう。

注意として手作業で洗浄するため、時間が掛かり、パネルの奥の方は力が入らず上手く拭き取れない事があります。
高圧(50kW以上)は太陽光パネルの枚数が多いため、おすすめしません。

洗浄機器で洗浄

高圧洗浄機の水圧でブラシを回転させて、太陽光パネルの表面を洗う機器になります。
小型からパネル1枚を短時間で洗浄できる大型まで様々な製品が販売されています。

手作業で行うよりも時間も短縮され、ムラなく洗浄ができます。
一方で洗浄するためには大量の水が必要なため、近くに水源がない場合はタンク車などを手配する必要があります。

専門業者

時間の観点と専門領域を考慮すると専門業者に依頼することも重要になります。
洗浄にムラがあったり、汚れが上手く落ちなかったり、誤った方法で洗浄するとクラック(ひび割れ)が発生して出力が低下してしまうこともあります。
業者であれば、最適な洗浄方法により太陽光パネルを洗浄することができるため、仕上がり含めて安心できます。

太陽光パネルの洗浄費用は基本的に「基本料金」+「パネル1枚辺りの金額」となります。
容量ごとの費用は以下をご参考にしてください。

太陽光パネル洗浄費用目安

太陽光パネルの洗浄頻度と時期について

太陽光パネル洗浄の頻度と時期について説明します。

太陽光パネルの洗浄は最低でも1年に1回は実施しましょう。
洗浄をする際に各種機器のメンテナンスも同時に行うことで、問題の早期発見にも繋がります。

洗浄のタイミングとしては梅雨明けの7月頃が良いと思います。
春先は花粉や黄砂などですぐに汚れてしまい、梅雨の間は雨によりある程度汚れが落ちるため、洗浄費用も抑えることができます。

太陽光パネル以外に清掃した方が良い場所

太陽光パネル以外で清掃をした方が良い場所について説明します。
洗浄する際はパワコンやファンフィルター、接続箱や集電箱も併せて清掃しましょう。
それらの機器は電子機器のため内部に埃が溜まりやすいので、エアーダスターなどで埃を飛ばす事で発熱などを抑えることができます。

まとめ

汚れによって太陽光パネルの発電量に大きな影響を与えます。
また、太陽光パネルはガラスでできているため、すぐに割れたり、傷が付いてしまいます。私は洗浄する際は専門業者に依頼することをおすすめします。
また、効率良く太陽光発電を行うために、太陽光パネルの洗浄だけでなく定期的なメンテナンスも実施しましょう。

久野商事はフェンスや防草シート、架台といった太陽光発電に関わるあらゆる部材を取り扱っております。
また、材料の販売だけでなく、造成工事から電気工事まで一貫してお請けできます。
太陽光発電に関するご不明な点や疑問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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