見出し画像

映画「鋼の錬金術師 完結編」(実写版)【感想】終わるのがもったいない気がした

ついに見てきました実写版映画、鋼の錬金術師の完結編。少し前に見た2作目、スカーの復讐がじぶん的には好感触だったので期待はしていたが果たして…?

基本的には良かった、よく出来ていたと思う。あの原作をよくもここまで再現したと思う。今回アームストロング少佐の姉、オリヴィエに栗山千明さんを起用したのも合わせて、キャスティングも良かった。(少佐自体はどうしても笑ってしまう)ただ、スロース(怠惰)はCGなのはあれ?って思った。だったら、グラトニー(飽食)もCGにするとかでも良かった気もする。

ストーリー的には基本的には原作を沿ってて、ラストも記憶にある限りはそのままだった。オリジナル要素が多いのは1作目だけのようでホッとした。こんな話だったなあと懐かしみながら見れたのも良かった。

ただ、ちょっと物足りなさを感じてしまった。三度の映画をもってだいたい原作を網羅してきたのはいいが、やっぱりダイジェスト感は否めない。これだけのキャスト、そして舞台を描いていて3作で終わってしまうのがなんだかもったいない気もするのだ。もちろん、2度目のアニメ版のように原作をほぼ忠実になぞらえるのはどうしても無理があるが、それでももっと実写版の彼らを見たかった。

それでも、完結編は満足度の高い映画に仕上がっていたと思う。山田涼介さん演じるエドワードは間違いなくエドワードだったし、アルフォンスもそうだった(鎧も実体も)。ウィンリィもホーエンハイムも。そのほかのキャストもだいたいがその人だった。人気のある作品だけにプレッシャーもあっただろうが、ちゃんと彼らに愛を持って命を吹きこんで演じてくれたことが何より嬉しい。

そんな彼らにもう会えないのは残念だが、実体化した彼らに会わせてくれて本当にありがとう。そして、お疲れさまでした。

追伸
原作をまた読み返したくなって仕方がない……



「サポート」を頂けたらnoteを書く大きな、大きな力となります。よろしければお願いしたします。