記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

ゲーム「ひぐらしのなく頃に命」第三部 平成編 3章【"イコン"感想】川田の狼狽と千雨の笑み

奈央がひとり頑張る決意をした昭和から再び平成の美雪に話が戻る。

美雪と千雨は、南井さんの部下の秋武に会う前に、夏美と会う約束をしていた。夏美に会ったのは聴きたいことがあったからで、何をかと言うともちろん父・衛が刺された事件のことだ。最初はすんなりとは言ってはくれなかったが、父が刺されたのは夏美をかばって、とのことだったと言う。さらに、父はそれ以前の別の事件で負傷しており、それゆえに夏美を守るのが精いっぱいだったらしい。

もともと美雪がいた平成では(美雪たちはそれを「平成A」と呼んでいる)、衛は雛見沢大災害の犠牲になったとされているから、今彼女がいる平成(「平成C」)では大きく異なっている。夏美云々の前にこの違いの謎はあるが、美雪によれば彼女の言ったことにもなんとなく違和感があるらしい。彼女が何かを隠しているのか、それとも事実はまた違うのか。そして、謎がまたひとつ増えた。

そのあとは秋武さんのいる警察広報センターに南井さんが集めたという「雛見沢症候群」の資料をについて尋ねるために訪れる。しかし、そこにはなんとあの川田碧がいた。彼女は「関係者」だというが、本当にいったい何者なのだろうか。彼女によると、警察が彼女をどうこうすることもできないというし、実際に秋武さんも何もできない様子だった。また、南井さんに美雪たちより前にタイムトラベラーの話をしていたのも彼女で、そのために南井さんも美雪たちの話を割とすんなり受け止められたということだ。

そんな正体不明な川田だが、少しだけ分かったこともである。彼女は美雪たち以上に過去と未来を行ったり来たりしてることと、田村媛よりも大きな存在の人じゃない何者かに協力していること。それゆえに、美雪たちと初めて会ったときもほぼ同じ境遇だと思っていたとも明かした。とは言え、何者か自体は美雪たちのプラスになる存在なのか、どうなのか。川田を含め注意しておくべき人物(?)だろうが、川田自体が掴みどころのない人物なだけにこの先も少しずつ明らかにされていくことなのだろう。

そして、川田が言うには今美雪たちといる彼女は「敵」ではないらしいが、「世界」が変わると敵になるかもしれないと言う。実際、美雪と奈央は知らないが、古出絢花を殺めたのは川田だ(「昭和B」、奈央がひとつ前にいた世界)そういったことを言っているのだろう。ただ、それを伝える者は今は「い」ない…。

それからようやく、秋武と話をする。美雪の父親の殺人事件のことだ。そして、なぜか川田が反応する。その上、なぜそれを聞きたいのかを川田は美雪に尋ねる。さらに彼女もじっくり話を聞きたいとも言ってきた。美雪たちよりも明らかに知ってることもやれることも多い川田がなぜこんなにも食いつくのだろう。今後の重要なヒントになりそうだ。そして、美雪は前に何度も助けられたからと川田が話を聞くことを承諾した。

そんな中、川田が強い反応を示したことがもうひとつ。美雪は見ていなかったが、美雪が見た「予知夢」=1カ月後の惨劇のことをサラッと自嘲気味につぶやいた時だ。(画面上での川田はスンとした表情の上、目が赤くなっている。普段は細目。)

肝心の秋武との話だが、当の事件は美雪たちが夏美から聞いた話とほぼ同じだということだ。ただ、ひとつ加えると父を刺した犯人は逮捕後すぐ亡くなったという。(死因は「心不全」となってはいる)その話を聞いて、川田は更にさらに情報を重ねる。それはなぜ南井さんがこの広報センターでそもそも働いているかということだ。(ちなみに南井さんはいまだ入院中)

そんな話がありつつ、秋武に電話が入る。そして、川田に言ったことは「今日、あーちゃんが戻る」。なぜか、川田は今まで見たことないぐらい過敏に反応した。赤目になっている川田があり、美雪は圧されたのか動けなくなるほどだった。取り乱しながらではあるが美雪たちに「置き土産」を残し、川田は逃げるように姿を消した。「あーちゃん」とはいったい誰なのか。秋武によると、その人物は「帰国」しているらしい。記憶にある限り、「ひぐらし」で海外に行っていた、あるいは行きそうな人物が思い当たらない。やはり全くの新キャラなのだろうか。

その川田の「置き土産」はなんと元雛見沢の住人の住所録(生存の有無も含む)だった。それから美雪と千雨は、一穂をこの平成に戻すことができたらどうするかの話を始める。なにしろ、この平成の世界の”一穂”は自殺しているから、かなりの困難が予想されるとかそういった話だ。一定の結論に至った時に美雪が見たのは、窓に映った千雨の謎の笑み。このことはいったい何を物語るのか。そして、住所録からある人物の名前を見つけ出す。それはなんと「竜宮礼奈」だった。

というところで終わる。そして、現時点で
読み進められるのはここまでだ。近々、新しいストーリーが追加されるそうなので楽しみに待ちたい。


「サポート」を頂けたらnoteを書く大きな、大きな力となります。よろしければお願いしたします。