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アフロのアメリカ旅行記⑥

ラスベガス1日滞在とグランドサークル0泊6日の旅1日目。

ついにやってきました、ラスベガス。

ダウンタウンのホステルを離れ、ストリップの離れにあるフーターズのホテルへ移動。

次の日からグランドサークルへ旅に出るので、滞在できるのはとりあえず1日(グランドサークル後に2日ちょい滞在予定)。

正直、旅の準備をし、カジノちょっと覗いてぐっすり寝ようぐらいに考えてました。

が、しかし。


ニューヨークニューヨーク着いた瞬間からテンションMAXになりまして、ホテルのチェックインまで街の散策。

ラスベガスが面白いな〜

街を歩いていたら、黒人のお兄ちゃんが走ってきて
「へいアフロマン!一目で分かったよ!君マリファナやってるだろ?要るだろ?ほれほれ」
って言ってきたので、
「俺は酒もたばこもやらないクリーンなアフロだ。」
って言ったら悲しそうに去って行きました。

ちなみに彼とはその後違う場所で3回会って、仲良くなりました。

そんなこんなであっという間にホテルのチェックインの時間に。

キングサイズのベッドに度肝を抜かれました。

身支度を済ませて、夜のベガスに。

とにかくネオンネオン。
流石眠らない街。

有名な噴水ショーも見てきました。


これがタダなんて最高ですね。

一通り楽しんだところで、スフィクスとピラミッドのホテルLUXORで開かれる「BLUE MAN GROUP」のショーへ。

観客全員に配られる蛍光緑のテープを纏い、いざ開演。

いやはや、素晴らしかった。

一言も喋らず、わずかな表情と動きだけで、こんなに人を笑わせることができるなんて、素晴らしすぎる。

完全にファンになって、3人ともと写真撮って帰ってきました。

大満足のラスベガス。お楽しみは帰ってきてからに取って置こう。

そして、日は変わり今日。

朝からテクテク歩いてレンタカー借りに行きました。

まさかのレンタカーセンターにまでスロットがあるなんて。


流石ラスベガス。

マサラタウンのサトシのように旅先で仲間を見つけることはできなかったので、大きめの車を予約してたものの1人で乗ることに。。。

『グレートアフロ号』と名付けました。

グレートアフロ号、略してGAGは中々のイケ具合で、USB刺したら音楽が聴けるという優れもの。

こんな大自然を自分の好きな曲聞きながら回れるなんて、お前最高やんけ。

とか、1人が長すぎて酷くなってきた独り言を言いながら、0泊6日(全て車中泊)へ出発〜〜!

本日の目的地ザイオン国立公園へ。

道なりの景色が壮大すぎる、、、

昨日のネオンネオンとは打って変わって、大自然に圧倒されながらも、何とかザイオンへ到着。

安定のシャトルバス運休。


もう、この旅の名物ですね。

幸か不幸か、自分の車で近くまで乗り付けれるので、ネットでおすすめされていたトラッキングコースの入り口へ。

「往復8.6km、足に自信のある快脚者向け」

ほう
俺のことやな

この勘違いが後々悲劇をもたらしました。

ザイオンに到着したのはPM5時前。
違うコースを歩いてて途中で引き返すハプニングもあり、お目当のエンジェルスランディングのコースを歩き始めたのは17時半前に。

だんだん暗くなりつつある辺りに若干の不安を感じながらもひたすらに登っていく。

時間的に今から登る人は誰もおらず、降りてくる人ばっかり。すれ違うたびに挨拶。若干のめんどくささを感じる。

それにしても景色がすごいな、、、
とか思いながらひたすら登る。全然着かない。
てか、急勾配すぎる。しんどいぞコレ!

僕の快脚が文句言い始める。

特に足の裏さんが、
「もうこれ以上歩くのはやめてくれ」
と叫んでいる。

辺りはどんどん暗くなるし、持ってる水は合計50mlぐらい。

絶望の状況の中、心の中で2人のアフロが戦いを始めました。

1人は、綺麗に丸みを帯びていてモフモフした良いアフロ。
彼は「やれるぞ!せっかくここまで来たんだ!みせてくれ!ベンチャー魂を!」と熱い言葉をかけてくる。

一方、もう1人は、ぐしゃぐしゃで、全くセットしていないアフロか天パかわからない汚い悪いアフロ。
彼は「もう折り返して、早くバーガー食って寝よう。」とクズみたいな言葉をかけてくる。

結果的に良いアフロが僕の中で勝利を収め、登山を続けることに。

途中、岩場に座っていた仙人みたいな人に
「今から頂上いくのは危険ですよ。ライトはありますか?」
と忠告される。

ライトないな、、、
とか思ってたら、すかさずモフモフ頭の良いアフロが
「iPhoneがあるじゃないですか。」
と言ってくる。こいつやりおる。

しかしながら、この時、僕には本質が見えていなかった。

辺りはあっという間に真っ暗に。

iPhoneを自撮り棒に刺し、ライトをつけて、探検家状態で歩みを進める。

ひたすら登り続けて、残り、0.5マイル!


ここからはまさかの断崖絶壁を鎖伝いに登っていくという難所っぷり。

一つ間違えば崖の下へ落下。怖すぎる。
そもそも崖の下かどうかもわからないぐらい広い闇が真下に広がってる。ヤバすぎる。

しかしながら、ここまで来て諦めるも嫌だったので、鎖を必死に掴んで頂上目指しました。

去年はバイクで電柱に激突してひっくり返って川に落ちたり、バスに70kmぐらいで突っ込んで突き刺さったり、色々死にそうな場面あったけど、これが1番死ぬかもと思いました。

良いアフロが実は悪いパターンかよ、とか叫びながら、何とかたどり着きました。

暗すぎて何も見えませんでした。

下の顔が切れてる写真の感じです。
ライトで足元照らしてギリギリ見えるぐらいでした。
光が一切ないとここまで暗いんですね。

周りの景色は見えなかったものの、満天の星空を堪能して帰路に。

世界でこんなことしてる猛者は俺しかおらんやろ、と思ってたら帰り道に今から登っていく2人組に会いました。

今から頂上行くのかい?
って聞いたら、
「そんなバカなことはしないよ。危ないからね」
と言われました。
彼らは安全に登れるとこまで登ってそこで野宿して、日の出を見るみたいです。

自分は猛者ではなくバカだということな気づきました。

帰り道くしゃみをしたら、音が跳ねに跳ねて雷みたいになって笑いました。

そんなこんなで何とか下山し記念にハイポーズ。

ザイオンを20時前に出発して、現在2時半。

350kmぐらい探し回ってやっと見つけたマクドが閉まってて泣きそうです。

今日は良い言葉をかけてくる人が必ずしも良いとは限らないことと、大自然はなめたらガチでやられることを学びました。

明日も楽しん行ってきます。

お腹すいた〜〜

※この旅行記は2016年3月にFacebookに投稿していたものの再掲です。

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