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くらげの毒抜き日記 Vol.2 「noteで今から儲けるには漁船でなくて海洋掘削船を建造すべし」ってお話

【はじめに】
この記事はブログにかくまでもなく、とはいえツイートで流しちゃうのももったいない頭の中のもやもをはき出す毒舌日記です。おもしろいと思ったら100円恵んでいただけると泣きます。

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私は有料月額課金noteを持っている。こちらは自著「ボクの彼女は発達障害」の漫画担当である寺島ヒロさんと共同運営で、毎週発達障害をキーワードにした記事とイラストを掲載している。興味があればぜひ読んでいただきたい。ほかの発達障害関係のコンテンツでは読めない内容も盛りだくさんだ。

ところで、noteに関する議論は「情報商材まがいのものを売りつける輩が多い」「手数料が高い」「価格と質のバランスが取れていない」と「お金」にまつわる話題が多いのだが、いずれにせよ「書き手に収益がある」というのを前提にしている。つまりは「noteは儲かる」というのが前提だ。

Googleで「note 儲け」で検索すると桁違いの額の収益があったというブログやnote記事があり、それを読むと儲かる、と錯覚してもおかしくはないだろうが、自分の連載はたまにnote公式ツイッターで紹介されるが月1万にもならない程度だ。上記のようなコンテンツにくらべれば些細なものだ。

逆にいえば、発達障害という非常に狭いテーマで喧々囂々しているだけで月1万円の収益になっている。メッセンジャーなどでのやり取りは除いて、1回のnoteの更新にかかる時間は2~3時間なので最低時給は超えているだろう。文字単価で考えても1円前後だ。

出版社から単行本を出すと印税が一気に振り込まれるが、時給換算すると最低時給をはるかに下回る恐ろしい数字が出てくることもあるので今のところ自分のnoteからの収益は割は悪くない。また、月額課金なので毎月一定額は確実に収益が出るので持続性の面でも優秀だ。

高知の某ブロガー(いつもお世話になっております)や著名人のように爆発的に稼ぐことができなくても持続的にコンテンツを少しずつ育てていけば「書くことで収益を得ているんだ」という実感を得られるようになることもあるかもしれない。そういう意味では「儲かる可能性はある」といえる。

だが、儲かるために一番大事なものがある。読者だ。私たち書き手はともするとあっさり読者のことを忘れて独りよがりな記事を書きがちだ。とくに私のような毒にも薬にもならないエッセイじみた自分語りなものばかりを量産しているとそもそも読者を想定しなくなる。だから儲からない。

とはいえ、手っ取り早く儲かりそうなキャッチーな話題は既にnoteが始まる前から著作活動をしていたり、著名人になった人たちが独占している。これはもう先行者利益だから仕方ない。しかし、インターネットは無限に広い。地道に探っていけばあなたの話に価値を感じる人はいるかもしれない。

noteに限らないが、ネットで何かをクリエイトして発表するとは網を投げる作業に似ている。ネットという大海に作品という網を投げてファンがかかるのを待つ。しかし、素人はどこにどんなユーザーがいるかもわからないしnote海域の良質な漁場は既に著名人というトロール船が取りつくしている。

これからnoteで一攫千金を狙うならよほどエキセントリックな工夫がいるだろう。漁船ではなく海洋掘削船をもってきて海底油田を探すとか、プランクトン食糧工場を作るとか、海水から金を取り出す装置を開発するとか、そんなレベルの話だ。先行投資も必要だし必要な技術も半端ないだろう。

私はnoteで大きく儲けるのは諦めている。手漕ぎボートでちょっとした岩陰の秘密の漁場に行きちまちま釣竿を垂らすような気楽さがちょうどいい。そして、読者を満足させたい、損をさせたくない、という気持ちに嘘はない。だから漁場に漁礁を作る気分で色々工夫して書いているつもりだ。

話を儲かる・儲からないのレベルに戻そう。あなたが書き手ならnoteで収益を出す方法はいくらでもある。そして、「儲けるどうか」はあなた次第だ。それはテクニックを磨くことも含むが、それ以上に何をもって「儲かる」と定義するかだ。汝、己の欲望の形を知るべし。

というわけで、私は適当なことを適当気ままに書き、だれかが読んでくるのをひそやかに待つのである。願わくばこの文章が少しでも読者の心に残ってそして100円の価値があると判断してくれますように。さて、今回はこのくらいで。みなさん、儲けましょう。では。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。