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デジタルガジェットによるライフハックはとにかくどこでも同じことができるということが肝というお話 #お仕事ライフハック #LITALICO仕事ナビ

ふと、 Twitterを見ていたらLITALICO仕事ナビのアカウントで発達障害者の仕事や生活におけるライフハックの体験談を募集していた。

興味があるのでざっくり見てみたけど、なかなか参考になるライフハックが集まっていたので興味深く眺めている。

詳細についてはリタリコ仕事ナビで記事にするみたいだから特には触れないけど、デジタルガジェットオタクとして自分が今使っているライフハック(と言うかただのお遊び)を紹介したいと思う。(私は発達障害としては ADHD が強い)

ライフロガーの活用

まず、私は体調管理が下手だ。体力はむしろ強い方なんだけど、過剰な集中を起こしてすぐに多い疲れ果ててしまうことが多い。だからある程度ペース配分が必要なんだけどいかんせん体力が見えないのでペース配分が難しいのが悩みだった。

そこでたまたま知人がライフロガー(体調などの把握に特化したスマートウォッチのようなもの)がいいよというツイートをしていたので調べてみたら、色んな種類があった。

基本的な機能は歩行数とか、心拍数とか睡眠時間とかを測ってくれるもので、値段も数千円のものから3、4万円ぐらいするものまで様々だ。やはり高いものの方が正確にデータが取れるし高度な機能がついている。

その中でも、「vívosmart 4」というライフロガーには体力をまるでバッテリーのように表現してくれる「Body Batteryエネルギーモニター」という機能が付いている。私と同じく体調が見えないことで健康管理に問題がある妻が先に買ってみて使ってみたらめちゃくちゃ良かったので私も買ってみた。

使い方は簡単で簡単で初期設定さえ済ませてしまえば後は24時間で手首に巻いてるだけでいい。後は自動的にデータを採取してくれる。常につけているのは感覚過敏がある人には辛いかもしれないけどシリコンゴム製なので金属製のものよりは比較的マシだと思う。

その結果、表示されるデータは以下のようなものだ。

体力の変化だけではなくて、ストレスの量や睡眠時間も表示してくれるし、歩行数も記録してくれる。リアルタイムでストレスを表示してくれる機能もあるから今自分がどれだけ切羽詰まってるのかとかかなりわかる。そこだけで今の自分の状態を客観視すると貴重なデータになる。

それと極端にストレスが高くなったり心拍数が変化すると深呼吸をするように促すアラームが出る。過集中を起こしやすい人にはかなり使い勝手が良いのではないだろうか。設定によっては一定時間動かないと軽く体を動かすように表示されることもあって休憩時間を把握するのにもいいんじゃないだろうか。

我々発達障害はとにかく自分の体のモニタリングが下手だ。これまでは他の人に顔色を教えてもらうとか何か特別な機器を使って心拍数を測るとか面倒なことをしなきゃいけなかったけどライフロガーがあれば恐ろしいほど簡単かつ詳細にデータを取ることができる。「vívosmart 4」は実売17000円くらいと決して安い値段ではないけどそれだけの価値はあると思うし本当に便利だ。俺は自分の体調の管理にもはや欠かせなくなっている。

ライフロガーそのものがどんなものを知りたい程度だったらドンキホーテで4000円くらいで売っているし、通販だともっと安いのもある。興味があればぜひ一度試してほしい。おそらく損をしたとは感じないはずだ。

クラウドサービスの活用

次にオススメしたいのはクラウドストレージサービスなどの活用だ。

説明するまでもないけどクラウド型のサービスを使えば家にいても外にいても同じファイルを利用できるので、例えば家で書きかけの原稿を外でスマートフォンで編集するということも可能だ。

クラウドストレージサービスには、 Google ドライブや、Dropbox、 Microsoft の OneDrive などがある。それぞれ使える機能や容量が違うから注意して欲しいけども、とにかくデータをなくしやすいとか、複数のパソコンを使っていてどこに何があるかわからなくなるとか、忘れ物が多くて困っているとか、そういう人はとりあえず悪いこと言わないからデータは全部クラウドストレージサービスにまとめてしまうことをおすすめする。

私の仕事は執筆作業が多いけれども、エディターとして「Dynalist」と言うクラウドアウトライナーを使っている。これは本来エディターにするものでもないんだけど、ブラウザ上でもめちゃくちゃ軽快だし、スマホからでもどのパソコンからでもインターネットさえ繋がればテキストデータを一元的に管理できるので、ブックマークレットで文字カウントできる機能を追加して使い倒している。

発達障害がない人にはあまり経験がないだろうけど ADHDにとってノートパソコンというのはなくなるものだ。どういうわけかわからないが仕事に持って行こうとしてお目当てのパソコンが見つからない、ということがよくある。なので外出先でも最低限スマートフォンでも仕事ができるように折りたたみ式のキーボードは鞄に入れている。

とにかくスマートフォンを活用するのが ADHD のファイル管理の肝だと思う。スマートフォンで見ることができないファイルは全て全部見つからないものと思え、というくらいの勢いでいいと思うし、スマートフォンは複数持ってるのがベストだ。(そして荷物がどんどん増えていく)

なお、メインスマホはおサイフケータイなので支払いはほとんどスマホで済ましている。財布はしょっちゅう忘れるしお金を出す時にしんどい。また、「zaim」というクラウド家計簿サービスはクレジットカードや有名どころのおサイフケータイサービスと連携できる。勝手に使った金額が家計簿に入力されるし、大まかな分類もしてくれる。これでかなり出費の計算が楽になった。逆に現金を使うのが怖いくらいだ。浪費癖がある人ほど現金を使わずデータに残しやすいお金の使い方を使い方をしたほうがいいと思う。

サブスマホはおサイフケータイがないので困っていたけど QR コード決済が広まっているのでメインスマホを忘れた時でも問題なく買い物ができる。とにかく手に持っているものをいかに使うかというのが忘れ物防止になる。

音声入力の活用

これはライフハックに入るかはとても微妙なんだけど、可能な限り音声入力を使っている。発達障害と音声入力ってあまり関係ないみたいだけど、私の場合実は指先に過敏があってキーボードを打ったり、スマホの画面を擦る感覚は苦手だ。それに話したいことが多すぎて指がもつれてタイピングがおかしくなることがよくある。

音声入力はうまく使えばほとんどキーボード触れなくていいし、考えるスピードに追いつかなくてイライラするということも少ない。もちろんうまく認識されない時が多いしそれはそれでイライラするけど、音声入力を多用するようになってから肩こりは明らかに減っている。それだけタイピングに力を使ってるところなのだろう。

慣れてしまえば1時間で3000文字くらいのコラムを書いてしまうのは可能だし、実際このこのコラムも音声入力で書いている。ここまでの作業時間は45分ぐらいだ。スマホを使えばうろうろ歩きながら入力することも可能なので座っているのが苦手な人でもうまく使えば結構なスピードで文章を作られることができる。

スマートフォンでは思いついたことを音声入力だけでメモするのも可能なのでメモする頻度も増えた。本当に入力することがに困っていたので割と革命が起こった感じである。かなりコツはいるけど音声認識技術は文字通り日進月歩なのでぜひ早くから使いこなせるように練習して損はない。

音声入力と似た技術として自動読み上げ機能がある。Google ブックスは標準的に本を読み上げる機能が付いているしKindle も Fire タブレットを使えば 対応している本なら簡単に読み上げてくれる。

私は耳の悪さもあって完璧には活用できていないけど、これも歩きながら聞くことができるからじっと座って本を読むようなことが出来ない人にはいいんじゃないんだろうか。とにかくパソコンの前に座ってじっとしているというのができないんだからうろうろしながらインプットアウトプットできるようにした方が一番いい。

まとめ

以上、思いついたデジタルライフを書いてみた。何年もかけて作り上げたものだから簡単に真似ができたところもあるだろうけど、少しでも参考になるところがあれば幸いだ。

とにかく現代社会は1ヶ月もあれば革新的なテクノロジーで世の中ががらりと変わってしまうこともある。自分の困りごとを把握して、それを解決してくれるテクノロジーやサービスは何かないかと探しつけることが大事だと思う。何かを探そうとする意欲そのものを持つことが最大のライフハックだ。

さて、皆様何とか踏ん張っていきましょう。では。

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。