［く］　台風ラッシュもだいぶ収まった感じですね。

［寺］　台風シーズンはまだ始まったばかりなのでまだまだ安心できませんけどね…。

［く］　ホントこれ以上体調に影響するレベルのが来ないといいんですけども。

［寺］　さて、今回は字の汚さについて、ですね。前回からの持ち越しということで。

［く］　はい、まず、ボクの場合はなんというか、ゆっくりかけないというか、急ぎすぎるんです（笑）

［寺］　急ぎすぎる！わからないでもないですが、読者向けにもう少し詳しく（笑）

［く］　まず、書くことが嫌いなので、手早く終わらしたくなるじゃないですか。で、手早く書こうと思うともう文字が崩れる。しかも、ショートカットもしょっちゅですね。

［寺］　ショートカットとは？飛ばし書きでしょうか？

［く］　「おはようございます」が「おようざます」みたいな書き方になるんです。もちろん、頭の中では「おはようございます」と書いてるつもりなんです。あと、新しい漢字を量産しますね。「購入」が「貝入」とか「財産」が「貝生」みたいに（笑）

［寺］　本当に脳内で飛んじゃうんですね。ADHDと関係ありそうですよね。

［く］　あおがいうのは、コンサータが効いてるかどうかは字が読めるか読めないかわかるというんです。だから落ち着きの無さもあるんだろうなと。

［寺］　ノートを拝見すると文字間はちゃんととれているんですよね。段落でスペースも取れている。なので、頭の中で「書いたつもり」になってしまうのが原因と考えていいかと思います。うちの家族も字はみんなイマイチです。私の字はいつもイラストに描いているような字なので、見て分かると思いますが(笑)　普通かやや汚いぐらいですね。子どもたちもよく似た字を書きます。でも私と息子は実は書道は４段なんですよ。書だとゆっくり書けるという事と、字の美的な美しさにこだわる部分が良い方に出ているからでしょう。

［く］　寺島さんは自分の字が汚い、といいますけど、絵がかけるならうまいような気もしますけどね。

［寺］　絵を描くのと字を書くのではまったく求められる時間が違うんですよ。絵はじっくり配置も考えて、何度も線を下描きして描きますけど、字は本当に瞬時に書かないとだめじゃないですか。それに、漫画なんかで描く文字は、必ず下の方が小さいんですよ。私は仕事でやっていたわけですが、そういうのはマンガ字って言って、一般的には子どもらしい悪筆と見なされるんですね。でもクセがついているのでなかなか治りませんねえ。