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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第157回 「ADHDが突然寝るのって『気絶』に近いんじゃないでしょうか!?」ってお話

[く] こんばんは。くらげです…。

[寺] こーんーばーんーはー。寺島です!

[く] うわぁ、こええ!

[寺] 今、何日だと思っているんですか!?最初は土曜日更新のはずが日曜日になってどんどんずれ込んでもう水曜日ですよ!ちゃちゃっと原稿仕上げてください!

[く] すみませんすみませんすみません!引きこもりライフを満喫していたら曜日感覚が完全に狂ってしまいました!対談のタイミングと原稿執筆が遅れて大変申し訳ありません!

[寺] もう本当に気をつけてくださいね!今回はあおさんもかなり体調が悪いようでしたし、私も中学に通い始めた娘のフォローで結構ギリギリのスケジュールなんですよ。こうしたイレギュラーのためにも余裕のあるスケジュール…

[く] (さえぎって)そうなんですよ!ここのところずっと体調が悪くて起きていられる時間が短かいんです。起きていてもフラフラしているので危なっかしくて目が離せないし、実際倒れ込むこともあるので心配ですね。

[寺] いやまあ、分かりますけどね。うちの娘も最近もずっと体調が悪くて…。季節柄でしょうかねえ。

[く] まぁ、あおが言うには「あんたが仕事に行っている間はだいたいこのくらい不調だった」ってことなんで、ボクが家にいる時間が長くなった分、不調な時間を眼にすることが長くなっただけかもしれません。

[寺] そうかもしれませんね。でも、それだと結局仕事に割けなくなってきますよ。

[く] 実際、想定より仕事が捗らなくて焦っているのはあるんですよ。で、この焦りがイライラになってあおにちょっと強く言っちゃったりするので、それがあおの精神的不調につながっているんだろうなぁ、という反省が。

[寺] いや〜それは子育てで起きていることと同じですよ。在宅の仕事のついでに子どもの世話とかやろうとするんですけど難しいんですよね。どうしても目の前で起こることに引きずられますから。

[く] なので、もう仕事と書物をするのは日が昇っている時間だけにして、日が沈んたらもうオフモードにする実験中ですね。1日でできることは減りますが、どういうわけかあおの変な不調が減ったのでトータル的には仕事は楽になっていますが。

[寺] 定時で上がる、と。(笑)結局時間で管理するのがマストなんですよね。たくさんの人たちがやっていることにはそれはそれで理由があって到達したところなので。

[く] そういえば、ボク、日中の変な眠気とかだるさ、動悸は減ったんですよ。これ、職場にいるだけで尋常じゃないストレスかかっていたんだなと。

[寺] 以前買ったストレスが測れるスマートウオッチでも明らかにストレスが減っているそうですね。こういう客観的なデータがあるのはいいですね。

[く] 自分の体調とか全く把握できない発達障害者には神アイテムです、ほんと。まぁ、睡眠時間そのものも長くなっているんですけどね…。

[寺] ああ、そうだ。私、最近夫を見ていて気付いたんですけど、ADHDの眠気とASDの眠気って違いますよね!

[く] どういうことです?

[寺] ADHDの人の中に日中眠い、仕事中でも眠い、夜寝てても眠い!という人がいるじゃないですか。ASDの場合は睡眠時間がずれてて社会的生活を合わせるのに苦労する、というケースが多いようなんですが、ADHDの場合は睡眠を十分に取れていても「脳が暇」と感じると眠くなるようなんですね。

[く] えっ?普通のことでは!?

[寺] 言うと思った!(笑)以前、池田暁子さんというエッセイ漫画を描く人が「過睡眠」という症状を作品の中で取り上げていて、大変それが特徴をよく表していたんです。その後ADHDの人が寝落ちするのを見て、「ああ、多分これは発達障害由来なんだな」と思ったんですね。サンプル数が十分にあるわけではないのですが、ADHDの人には普遍的にありそうなんです。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。