くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第17回 「特別鼎談:発達障害者もどんどん成長してくんですよ!おとなになっても!」ってお話

※今回は特別編のため、ほぼ全部無料公開です!

[く] こんばんわー。相変わらず暑いですね。

[寺] こんばんわ。さて、今回は話すことがみっちりあるから飛ばしますよ!

[駱] あのー、ひっそりこっそり私が入ってますけど、いいんでしょうか?

[く] はい、今回は特に脈絡もなく「特別鼎談」になります。それで駱駝家さんにご登場願いました!

[駱] かるい!特別の価値が大暴落してますよ!?まぁ、私でよければ…。

[寺] ところでくらげさん、原稿の提出がまた遅れてますけど、大丈夫ですか?オリンピック見過ぎじゃないですか?

[駱] note締切日前日にこうドタバタしているのはそれが原因なんですね…。

[く] いや、そのあの。オリンピックなんて「スポーツ嫌いのボクには興味が無い!」とか反抗期が長く続いていたのですが、今回のオリンピックは何度泣いたことか…。なんか、選手たちの頑張りというか「努力」に純粋に共感できるというか。涙腺がもろくなりましたネェ。

[寺] アスペルガー傾向のせいか、私は「スゴい」と言うのは理解できても、ニッポン万歳とか、自然に涙が…!みたいな感覚まではいかないんですよね。もちろん選手の方々のスゴいプレーは見ていてとても楽しいのですが。

[駱] 努力している選手の姿は素敵やと思うのですが、どうも勝負の世界のあの緊迫感は苦手です。何故か胃が痛くなります(笑)

[く] 自分自身でもびっくりするのですが、オリンピックで感動するって、ある意味成長なんじゃないかな、と思っているんです。感情面の成長というか、共感能力の向上というか。

[寺] 今回集まった理由も「発達障害にとっての成長とはなにか」というテーマでしたからね。良い導入ありがとうございまーす!(笑)

[駱] そういう回りくどい導入と、それをズバリと指摘するのやめましょうよ(笑)

[寺] くらげさんは突っ込まれるのを待っているので問題ないです!(きっぱり)

[駱] ひどいですね(笑)ところで、成長といってもいろいろですけど、今回はどういうことを軸にしていきますか?

[寺] 以前、子どもが発達障害だと診断された親御さんが「この子は一生このままなの?!」って絶望して自殺を考えるので診断内容をはっきり伝えられないという医師の書いたものを見たことがあって…その時の違和感をずっと覚えていたんです。

[く] このままってどういうニュアンスがあるのかちょっとよくわからないですけど…。

[寺] 私もそう思いました。ずっとこのままってどういうこと?特性や傾向が成長で消えない事を指して言ってるのかしら?でも、それでいきなり心中を考えるって変じゃない?って。どうも発達障害という名称から、他の子どもと同じように発達しない=人間として成長しない…という誤解があるような気がしてならないんですよね。

[駱]誤解も誤解ですよね。私たちもいろいろ不足はあるけど成長して生きてるわけですから。 

[寺] で、前々回ぐらいのnoteの打ち合わせをしているとき、くらげさんが「最近これは後回しにしちゃいけないことだなーが何となく分かるようになった」と言ってたので、これだ!と(笑) 発達障害当事者が自分の成長を語ったら面白い記事になるんじゃないかなと。

[く] ボク自身はそう深く考えて言ってわけじゃなんですけども(笑)最近、自分の成長を実感するな、ということもありまして。

[寺] 駱駝家さんも普段から「結晶知ですよ!私には結晶知があります!」って言っているので、学習によって成長するということを実感しているんだろうなって思いまして、声をかけてみました。

[駱] かけられました(笑) なるほど成長ですか。くらげさんは後回しにしちゃいけないものに気が付くようになったという話ですが、他にもあるのですか?

[く] 扉を半開きにしなくなった。

[駱][寺] へっ?

[く] いや、マジなんですよ。この時期、クーラーガンガンかけてるから部屋の扉はきっちり閉めないとダメじゃないですか。でも、ドアを半開きにしたまま、というのがずーっと続いてたわけですよ。

[寺] それはADHD的に「扉を締める」ということが意識されない感じですか?

[く] あおに何度も「ちゃんとしめろ-」と言われるわけです。でも、いつのまにやらちゃんと締めてる自分に気づいたわけですよ。これは大成長ですよ。

[寺] いや、それは凄いです!うちの夫に爪の垢を飲ませてやりたい!!どうして急に出来るようになったんでしょうか?「自分はこれで成長した!」みたいに言えるところがあると読者の共感も深まると思いますけど。

[く] ADHD特性から見ると自分はホント「急ぎすぎ」なんだと思うんですよ。扉半開きなのも「部屋を移動する」というところに意識が持って行かれて、扉の存在が頭に入ってこないんです(笑)

[寺] 意識的な意味での視野が狭いんですね。狭く深く一瞬で!が、くらげさんの傾向ですからね。まあ、一度ハマるとすごく強いわけですが。

[く] 最近は、「待て」が以前よりかかるようになってきた気がしますね。

[駱] あ、それ私もわかります。思いついた言葉や行動をすぐには発せず、タイミングを見計らうようになりました。ずるくなったともいうかもしれない(笑)

[く] 本当にそれです。「待つ」というセンサーが今頃搭載されてきた感じなんですよ。

[寺] それ、全然ずるくないですから!でも、おふたりとも同じように「成長している」のは面白いですね。なにかきっかけがあったんでしょうか?

[駱] ある日突然『思っていることを全て口にしたり行動に移したりしなくても人に対して不誠実てことにはならないんだ!』と気づいたんですよね。そのあと薬を飲み始めて頭が静かになったことが更にあと押ししてくれた感じです。

[寺] ある日突然ってのがらしいですよね(笑)

[く] ボクの場合は投薬もあるのですが、蕎麦が原因でした。

[駱][寺] 蕎麦!?

[く] 3ヶ月位前かなぁ、駅そば食ってたんですよ。結構うまいと評判の駅そば。いつもかき揚げそば5分位で食べ終えるわけなんですが、その日は他の人を見てたら「なんでこんなに食べるのが遅いんだろう」と思ったんですね。

[駱] えーと、それ、くらげさんの食べる速度が早過ぎるだけでは…。

[く] それで、「しっかり噛んで食べるとどうなのか」と思ってゆっくりかんで食べたわけです。そしたら美味しかったんですね。そのとき、「あ、ボク、いろいろ生き急ぎすぎじゃね?」と気づいたんです。急に。そしたら、急に「待つ」ことが苦にならなくなりましたね。

[寺] エウレカー!が訪れたんですね(笑) 面白いですね、人間、気付きのパターンもいろいろありますけど、蕎麦一杯でそこまで悟るとは!まさに一杯のかけそば!

[駱] あ、それ思いついて言うの我慢してたんですけど(笑) そういえば、知人のADHDとAS併発の人が、医者から「発達障害の人は年を取るにつれ右脳左脳のアンバランスさが経験によって修正されていく。だから、突然に能力が飛躍的に伸びることもあるから頑張ってね」と言われたそうです。その頑張りが蕎麦が最後の一欠片になったのでは…。

[く] ワンピースもいろいろあるんですねぇ。なお、冗談みたいだけど事実です。さて、既に規定量超えているわけですが、まだまだ話し足りないと思います。

[寺] そうですね。私もお話ししたいと思うことがありますし。

[駱] 私もです。

[く] では、来週は続きを。よろしくお願いいたします。

[寺][駱] よろしくでーす!

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。

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くらげ

くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第2巻

ADHD・難聴のサラリーマン「くらげ」とアスペルガー症候群の漫画家「寺島ヒロ」が発達障害に関するエトセトラを傍若無人に放言しまくる対談集です。第2巻は「第11話〜第20話」を収録しています!
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