色眼鏡

今期を振り返って見ると、今までの人生の中で一番出会った人の幅が広いなと感じました。
それは年齢もそうだけど、やっている仕事や関心のある事などほとんど共通点もないような人達が大半でした。このゼミに入るまでは友達が多いといっても、それは同世代の子だし、学校やサークルなど何かしら同じ団体にいて繋がることが大半で、会話する大人は親か先生かバイト先の人くらいで数えられるくらいしかいませんでしたが、長岡ゼミに入って活動したり、越境活動していく中で年が倍以上離れた利害関係のない大人と対等な立場で話していく中で自分の中で世の中や大人への色眼鏡が取れていく感覚がありました。
今までは大人や世の中との接点が数えられるくらいしかいない知り合いの大人が言っている発言やテレビ、インターネットしかなくて、そこではステレオタイプの選択をしてきた人達の話が多く取り上げられていて、今期出会ったような未来志向な働き方や考え方をしている人はあまり聞いたことが無かったしです。なので自分はそのステレオタイプの選択が合わないし、できないなと思ってしまったので、起業して自由に働こうと思って経営学部に入りました。それは社会に出たら会社で働くOLになるか起業するしか選択肢がないと思っていたからです。でも実際色々な大人と出会ってそのほかにも沢山選択肢はあるし、その選択肢を自分で新しく作ることもできるとわかりました。
このゼミを通して沢山の人と出会いますが、その人の全てを吸収したりマネしようとするのではなくて自分がいいなと思うところや足りないと思ったところを集めて最終的に自分が本当にやりたいことや譲れないことを見つけられたらいいなと今期すごく思いました。
それと同時にそういう機会が中高生の間に全然無かったことを不思議に思いました。
高校生で進路先を選ぶ時に大学に進学したり、専門学校に行くと決めるのは自分が将来何をしたいとかこうなっていたいという考えが無いと難しいし、適当に選ぶと後で後悔することもあります。就職もかなりその後に影響する選択の一つですが、その選択には必ず大学なども影響してきます。
本当にやりたくなったら後から学び直せばいいと言う方もいると思いますが、大学にいくにしても専門学校に行くにしてもお金がバカにならないほどかかるし、それを気軽に親に言って許してもらえるかと言うと厳しいと思います。
このゼミ活動のように様々な業種や働き方、キャリア選択をされてきた人と出会うことで自分がやりたいこと、自分が譲れないことをあぶり出してから進路に真剣に向き合った方が後悔しない選択をできるし、インターネットでしらべればいくらでも出てくる情報でも実際にあって聞いてみると想像していたものとは少し違ったりすることがあるので、実際に話を聞く機会が作れたらと思いました。しかも、大学1年生から就活をはじめられるようになるなど、段々とその後の人生の残りの年数は増えているのに選択のタイミングが早まっているというのは結構学生からしたら酷なものなので、そのギャップを埋めることができたらなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?