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「No title」

彼の描く絵はいつも素敵だったけれど、どこか寂しかった。壊れてた。
核心をつくとどこかに逝っちゃいそうでいつも遠くから眺めてた。そして彼はいつも疲れて果てているように感じた。

知ったキッカケはもう昔過ぎて覚えていない。

私も忙しくなって見れなくなってた。いつの間にか絵を見ることすら忘れてた。




なんとなく調べものをしている時にふと頭に浮かんだ。
まだ描いてるのかなぁ…



まだ描いてた。

相変わらず、逃げることも許されずに生かされてるって感じる絵だった。昔よりも苦しくなった。

今度は思い切って声をかけてみた。
『なんでそんな苦しそうな絵ばかり描くの?』

びっくりされた。
そりゃそうだ。
絵そのものは昔から明るいタッチだったから。


っていう妄想日記(⃔ * -᷄ ᴗ -᷅ * )⃕↝ イヒヒ

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