どうでもいいことをかいています。

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    毎月自分が読んだ本をまとめています。

最近の記事

7月の本

●いとしいたべもの 森下典子 できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り・・・ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が蘇るーだれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、心あたたまる絵でお届けする。23品のおいしいエッセイ集。可笑しくて、ちょっと泣ける、味の記憶を召し上がれ。 表紙がまずおいしそうな本。 中の挿絵ももちろんおいしそうです。 読んでいるとどれもこれも味や食感を思い出してお腹が空いてきます。 カス

    • 6月の本

      今月は2冊でした。 ●君が夏を走らせる 瀬尾まい子 ろくに高校にいかず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヶ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。 断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがてー。 きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。 「そして、バトンは渡された」の瀬尾まいこさんです。

      • 4月5月の本

        4月5月はまとめて。 4冊です。 ●ついに、来た? 群ようこ 父の死後、年下の男に奔ったサチの母。七十歳で出戻ってきたが、どうも様子がおかしい(「母、出戻る?」)。専業主婦のマリは義父のボケを疑い、検査を受けさせたいが、横暴な夫は断固反対する「(義父、探す?)」。働いたり、結婚したり、出産したりしているうちに、親たちの「老い」という問題がやって来た!?シリアスなテーマを、明るく綴る。 これはもうホラーです。 おばけとかそんなものよりよっぽど怖い、何とも恐ろしいフィク

        • 3月の本

          こんにちは。 もう5月ですが3月の本を紹介します。 色々なことがあった3月は1冊しか読めませんでした。 ●おんぶにだっこ さくらももこ 二歳になっても「あんた、いつまで飲む気だね」と言われながらも乳離れしようとせず、ニシキヘビに興奮し家にあったマムシ酒のヘビにうっとり。星が欲しくてしょうがなかった四歳は、その後あの「たまちゃん」と小学一年生の時に運命的に出会うー。 人一倍ナイーブで、何故かいつも悩んでいた幼年期。「まる子」以前のピュアな気持ちを初めて書き綴った、さくらも

        7月の本

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          28本

        記事

          2月の本

          ●1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作   あさのあつこ 小川糸 いしいしんじ 重松清 小池真理子   沢木耕太郎 高田郁 山内マリコ 通勤途中や家事の合間など、スキマ時間の読書で贅沢なひとときをー。 NHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、世界17言語に翻訳して朗読された小説の中から、選りすぐりの8作家の作品を収録したアンソロジー。 夫が遺した老朽ペンションで垣間見た、野生の命の躍動。 震災で姿を変えた故郷、でも変わらない確かなこと。 心が疲弊

          2月の本

          1月の本

          令和3年最初は2冊。 ● i 西加奈子 「この世界にアイは存在しません。」 入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。 ワイルド曽田アイ。 その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。 ある「奇跡」が起こるまでは…。 西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編。 小説というか、アイの人生のドキュメンタリーを見ているような本。 私がよく分からないからといって目を逸らしてきたシリアのことや日本で起きた震災のこと、アイはどこか

          1月の本

          12月の本

          あけましておめでとうございます。 先月は時間に余裕があったのと、読みやすい本が多かったので4冊です。 ●ランチのアッコちゃん 柚木麻子 帯にあるようにこれはビタミン小説! 不安を抱く主人公にカリスマ性のある人物が大きな影響を与える、みたいなものがセオリーなのだとすれば、私はそれがとても好き! ちょっと心に元気がない時に読みたくなる小説です。 ●メンタル強め美女白川さん 獅子 Twitterで流れてきてから読むようになった白川さん。 こうやって自分のメンタルを上手く

          12月の本

          11月の本

          ●雑誌の人格 能町みね子 雑誌が人だったらこんな人格というような本なんですが、なんせ発売が2013年で装苑に連載されていたのが2010年なので、多分雑誌も色々変わってしまっているのでしょうね。 大人になって雑誌を全然読まなくなってしまったんですけど、年に数回日経ウーマンを買って読みます。 日経ウーマンさんはね、ふむふむ、分かります。 変わらない雑誌もありますね。 さて、11月は1冊しか読めませんでした。 読み途中と積読が増えてきているので今度まとめようかな。 読んで

          11月の本

          新しい世界への柔軟さ

          テレビでアイドルが歌い踊る映像を見ていた5歳息子が マスクしたらいいのにね と言った。 コロナ禍、というものに私自身あまり意識なはかったけど、子どもの方が敏感に感じとっているのかもしれない。 一ヶ月近い幼稚園の休園、その時期に息子の頭にハゲができた。 病院ではストレスとハゲは関係があるとは言えない、と言われていたし、私も息子もあまり気にしないようにしてきたつもりだった。 休園、外出自粛でのストレスがあったのだろうとは思っていたけれど、もしかしたら親のストレスを感じ取って

          新しい世界への柔軟さ

          9月、10月の本

          9月10月の本です。 ●ホスト万葉集  チンポムのエリイちゃんの旦那さん、スマッパグループの手塚マキさん仕掛けた本です ホスト達が作った短歌をまとめてある本ですが、ホストに短歌を詠ませようって発想にまず驚きます。 ホストって女の子をお金としか見ていないって思ってたけど、意外と繊細なんですね。 あと、俵万智って名前が入っているだけでグンと信頼度が上がる俵万智の強さってありますよね。 ●阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし 阿佐ヶ谷姉妹 阿佐ヶ谷姉妹が好きです。 阿佐

          9月、10月の本

          今日の点取占い

          今日の点取占い

          日常

          子どもの幼稚園が休園となり5日目。 私は今日も仕事を休み、ハーブティーを飲みながら、noteを更新する。 これは日常か、非日常か。 私は今日も少しだけ早く起きて、軽い運動をし、二人分のお弁当を作る。 私は日常を手放したくない。 今まで忙しさにかまけてできなかったことをここぞとばかりにやる。 これは日常か。偽日常か。 私の日常はハーブティーを飲みながらnoteを更新することであったか 私の日常はじっくり本を読んだりゆっくりYouTubeを見たりすることであったか

          日常

          ハンバーガー

          私はハンバーガーが好きだ。 ハンバーガーが食べたい食べたい、と切望する。 パサパサしてないバンズに牛みが強いパティを挟んで、瑞々しいレタスと、全体バランスを崩し圧倒的に食べにくさを増すことになるトマトを挟む。 それに謎のソースとマヨネーズっぽい何か。 高さがあるハンバーガーは食べる前に軽く押し付ける必要がある。 私はそれが苦手なので少し遠慮がちに潰す。 決して好きな男性の前では見せられない大きな口をあけてガブリと頬張る。 ここがピーク。 ハンバーグのピークはここ。

          ハンバーガー

          2月の本

          あけましておめでとうございます。 もう大分更新していなかったのは、本を読んでいなかったからです。 1ヶ月に一冊本を読むと決めていたのですが、ライフスタイルが変わったことによって本を読む時間を捻出できなくなったんですね。 言い訳ですよ。 だって、本を読むより寝る時間が欲しかったんだもの。 ブログを書く時間より寝る時間が欲しかったんだもの。 まぁ別に私が本を読まなくたってブログを書かなくたって誰にも迷惑かけないし、っていう言い訳をしながら、ね。 結局私は誰に言い訳してるかっ

          2月の本

          10月の本

          10月も1冊しか読めませんでした。 ●残るは食欲 阿川佐和子 実は阿川佐和子さんの本を一冊も読んだことがなかったんです。 完全にタイトルと表紙でやられてしまいましたね。 食べることが好き、というのがとてもよく伝わってくるエッセイです。 描写が分かりやすく、風景から料理の味や匂いまで伝わってくるようで、とてもお腹が空きます。 そしてなにより全編、脳内で阿川佐和子さんの声で再生されます。笑 とても読みやすく面白かったので、阿川さんの食のエッセイシリーズを続けて読ん

          10月の本

          5月6月の本

          なんと5月6月分も今月の本を飛ばしてしまっていたようだね。 ●絶叫委員会 穂村弘 OSという話が好きです。 「言葉」とは、どんどん進化、変化していくものですが、それを受け入れられない、理解できないということを「OSが古い」と表現されているのが的確だと思いました。 私もこれから認識が古い、と感じた人は「古いOSを搭載してる人だ」と思うことにします。 この本で一番笑ったのは「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」の一文です。 ●本当はちがうんだ日記 穂村弘 最

          5月6月の本