マレーシアのケダ州で発生し、3つの州に拡大した新型コロナウイルスのクラスター感染（PUI Sivgangga）に関して、原因となった男性の情報がニュースやSNS上でも拡散されています。

インドからマレーシアに入国した永住権保持者が、KLIA空港ではPCR検査で陰性となり、14日間の自宅隔離を命じられました。隔離命令期間中に、同居の家族と、自分のナシカンダーレストランの従業員に感染させたとのことです。また、外出禁止命令を無視し、市中の感染源となったとされています。

2020年8月13日に、男性に対して5か月間の懲役刑と、罰金RM12,000が科されたとのニュースが出て世間を騒がせました。このnoteでは、ケダ州保健局が発表した、事件に関するメディア向けの報告をザックリ翻訳しました。

マレーシアで確認されているクラスターの最新情報は、こちらのnoteをご覧ください。

また、Twitter や kura-kura.net ブログでマレーシアの最新情報を発信していますのでこちらもどうぞ。

第342法「感染症の予防と管理に関する法律(1988年)」に基づく裁判所への起訴事件について

原文

原文は、保健省ツイッターにて公開されています。

ザックリ翻訳

ケダ州保健局は、新型コロナウイルス（以下COVID-19）に伴う自宅隔離および観察命令に従わなかった者を起訴したことをここに報告します。この命令は、第342法「感染症の予防と管理に関する法律（1988年）」の15条1項に基づいて出されたものです。今回の事件は、ケダ州の一部のエリア（クバン・パス地区およびパダン・テラップ）にCOVID-19の感染を拡大させたとして、多くの国民に注目され、社会に懸念を与える事件となりました。結果として、プルリス州とペナン州でも感染者が拡大し、COVID-19のクラスター感染を形成するに至りました。また、関連する地域は、2020年8月3日から2020年8月30日まで、「的を絞った強化された行動制限命令（TEMCO）」の対象とされました。