見出し画像

安穏と暮らせる人は多いほうがいい

産まれながら生活に余裕のある人ほど、心は穏やかで安定している。一括りにする気は無いが、今の国に危機感を持っている人も必然的に少ない気がする。
きっとそれは、その人たちにとって現状に何も問題がないからだ。

私は現状維持では困る。だからどう変えようかと焦るのだが、そういう人たちに対峙した時、何も言えなくなってしまう。
その穏やかさ、心の安定は私にとって好ましい。だからそのままでいて欲しいと願ってしまう。きっとそれがその人たちにとっての幸せだから。
コスパだ何だとすぐに考えてしまう、このせせこましさに彼や彼女を巻き込みたくない。
でもだからといって、このままでいいかと言えば全くそんなことはなくて。
私が好感を持つ安穏と優しい人ほど、事態が悪化した時、ついていけないだろうと思われるからだ。

今の世の中は自己責任論が蔓延り、情弱だ何だと変化についていけない人が悪いといった風潮がある。
一度人生に躓くと、元には戻れないこともとても多い。
若さやお金があれば何とかなることでも、そのいずれや両方を持ち合わせないがために、袋小路に追い込まれてしまう。
野心を持たず、穏やかにただ暮らしている人も生きていける世の中であって欲しい。
躓いて転んでも、また這い上がれる道を整備したい。
自分のできる範囲で頑張っていれば、それなりに生きていける世界が私はいい。

そういった人の足りない知識や情報をサポートする力を得たい。
その人達を変えるのではなく、私が変わっていくことで守っていこうと、そんな、小さな決意。綺麗事かもしれないけれど。


現状は自分のことすらままならないので情けない。でも、少しずつでも武装していきたい。堂々と口にしても笑われないくらい、行動や実績が伴った人になれるよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?