春は酒飲も。 酒飲み大納言

春は酒飲も。やうやう白くなりゆくさきいか、すこしつまみて、紫だちたる 赤ワインの喉にたなびきたる。

夏は飲む。月が出なくてもさらなり。コンビニの、おやつの多く手持ちが至る。また、 ただ一口二口など、ほのかにちびちび啜って飲むもをかし。スト缶を浴びるもをかし。

秋は酒くれ。お盆でさして金の無し、いと近うなりたるに、実家の寝どころへ行くとて、三千四千、二万三万など、飛び行き帰りで哀れなり。まいて親戚などのつらねたるが、いと煩わしく見ゆるはいとわろし。日入りはてて、焼の音、肉の音など、はたいふべきにあらず。

冬は飲酒寝。雪の降りたるは寒いので寝る、霜のいと白きも、またシラフでもいと寒きに、酒など急ぎおこして、爆酔い温まるもいとめでたし。 昼になりて、ぬるく頭痛くもていけば、イヴA飲みも白きめまいがちになりてわろし。

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