「検察側の罪人」感想

上映期間中には映画館で観られなかったのですが、WOWOWで放送されていたので、「検察側の罪人」鑑賞しました。

原作本は上下巻持っているのですが、上巻の途中までしか読めていないので(笑)60%前知識がない状態での視聴です。

一言で言えば、特に好みではない。

なんか、もう少し掘り下げてほしかったという気持ちである。

その上、ストーリー上別になくても良くない?というシーンもいくつかあり、それを削って掘り下げをしてほしかった。

主演の木村拓哉、二宮和也の演技力は相変わらずの安定であったが、1番上手いなと思ったのが松倉役の俳優の方。

調べてみると、酒向芳(さこうよし)さんという俳優であった。

二宮さん演じる沖野検事の取り調べシーンが今作の見所?だろうと思うが、そのシーンの松倉がとてつもなくすごかった。

なんだろう、「うわあ」って感じ。(言葉にできない。。。)

絶妙に不気味で気持ち悪さのある感じ。

あのシーンは松倉への嫌悪感と沖野への嫌悪感、どちらも感じられた1番不快なシーンであった。
(これは作品への批判ではなく、むしろ賞賛している。酒向さんと二宮さんの演技がとても素晴らしかった。)

あと、これほどにも色気を感じられない濡れ場は久しぶりであった。

事後の汚い部屋でのシーンにするなら、もっと露骨に出しても良かったのではと思う。

ただきったない部屋できったない顔が妙に生々しかった(笑)

二宮ファンに忖度なんて記事が出てきた(笑)
そういうの1番要らねえ(笑)

橘が事務官を辞め、その後沖野が検察官を辞めてからの展開が面白くなるかな!わくわく!と観ていたが、特にそうでもなかった。(あれ?という感じ)

八嶋さん演じる弁護士(名前忘れた。。。)は好きな人物であった。面白かった。
(八嶋さんの演技自体好きなんだよなあ。)

1番の不満はラストシーン。

え、これで終わり?
解決してないじゃん??
結局未解決で終了???
叫んで終わり?ふざけてんの?(笑)

という、疑問が残る終わり方であった。

エンドロール後のシーンも期待したが、それもなく終了。

映画館上映ではあったのか?

ラストの終わり方、別にストーリー上必要じゃなくない?というシーンがあったこと、そのシーンを入れるくらいならもっと掘り下げて欲しかったシーンがいくつかあったことが不満に思った作品でした。

そもそも私自身がハピエン厨なので解決して終わって欲しかったという気持ちがあるので。。。
(好きな人は好きだと思う)

終始頭使うし登場人物が複雑で頭が混乱しそうになるけれど、作品自体は悪いものではなく、終始感情移入をしていたので面白かったと思います!(ただ好みじゃないだけ)
(レビュー評価は低そう(笑))

とりあえず、原作をさっさと読了してラストの比較がしたい!

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