『諸国注連縄紀行』気仙沼 ほしのたま

2014.12.18


くらしのギャラリー大阪のスタッフのFacebookへの投稿から転記します。

気仙沼 ほしの玉。
「諸国注連縄紀行」のDMに使ったしめ縄です。
リアス式海岸を臨み、漁業がさかんで魚が美味しいところでも有名な気仙沼。
2011年の震災で大きな被害を受けた街のひとつ宮城県の気仙沼のしめ縄です。
昨年末、我が家に飾ったしめ縄はこの宝珠のかたちをした気仙沼のしめ縄でした。
飾っていた師走~年始の間は特に、毎日出かける前と帰宅時に、玄関に飾った
このしめ縄を見ては、東北の仮設にいる友人、福島で奮闘する友人、震災後東北に
行った際に出会った人たちの顔や風景やにおいなどを思い出し、自分自身の事、
家族の事、まわりの大切な人達のこと、「無病息災」を願い向き合う大切な一時となりました。
私が日々悪戦苦闘し楽しみながらも働いているお店では今、各地のしめ縄をご紹介しています。
今年で3回目となりました。
今年自宅にはどんなしめ縄を飾ろうかな、と今日一日考えたりしていました。
しめ飾りの意味はいくつかありますが、「1年安全に災いなく皆が健やかに暮らせますように」
と私はまず第一に願いを込め、心に刻みます。
2014年、今年もあと2週間。
今年1年はどうだったかな~とお店のしめ縄を見ながら、そういった意味では今日はじめて
この1年を振り返ったように思います。
嬉しい出会い、新たなスタートなど素敵な事も沢山沢山ありましたが、神様はいないのではないか。。。
と思ってしまったほど、悲しい事もありました。
今日は17日。あとひと月の来月の1月17日で阪神淡路大震災から20年となります。
災いなく皆が健やかに暮らせるようにと本当に心から強く願って、今年もしめ縄を飾りたいと思っています。
しめ縄を飾るその瞬間には、何か気持ちが一新されるようにも思います。
「しめ縄をはりめぐらすところは、神聖清浄でありたい場所」
場所というよりも、そこここにある自分自身の気持ち自体が浄化されるように感じます。
しめ縄を飾る事によって、今年1年を振りかえり、新しい年のはじめを迎えるきかっけの一つとなり、
心がりんとする思いです。

しめ縄から色々な事、場所、人に思い馳せた今日12月17日でした。おやすみなさい。