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ご来場感謝!【渋谷川酒場寄席〜立川志の八 祝 真打 昇進の会】

旧五月五日。旧暦端午の節句です。「五節句は旧暦で」を合言葉に活動していますが、梅雨の真っ只中らしい空模様。青々とした菖蒲の葉にアクセントとなる可憐な花。端午の節句らしい風情となっています。和菓子屋さんに柏餅はもうありませんが、今宵はぜひ粽や笹だんごで邪気を祓いましょう。

つかの間の青空が広がった日曜日、渋谷のLi-Poにて【渋谷川酒場寄席〜立川志の八 祝 真打昇進の会】を開催しました。たくさんのお運びに感謝しております。皆さんのお陰で、志の八さんの真打昇進を祝うムードも高まり、暖かくとても楽しい会になりました。

まず高座に上がったのは開口一番、前座の三遊亭鳳月さん。鳳楽師匠のお弟子さんで今年の11月1日に二ツ目昇進を果たすことが決まっています。なかなかの声量と美声で聞かせてくれたのは「たぬき」。将来が楽しみな存在です。

志の八さん一席目は「青菜」。【渋谷川酒場寄席】の前身、居酒屋ニュー信州で開催していた【居酒屋寄席】で、亡き立川文都師匠が聞かせた十八番の噺です。志の八さんも6年前、夏の暑い盛りに一度聞かせてくれました。東西で少しテイストは違いますが、夏に感じる一服の清涼感と鬱陶しいほどの暑さの対比が面白い噺です。

休憩を挟んで二席目は「子別れ」。上中下とある下段「子は鎹(かすがい)」です。しっとりとした出だしから登場人物の心が徐々に開いてゆく、人情噺にして楽しいロマンティックコメディのような展開。噺家の力量が試されるような難しさがある噺だと思 いますが、さすが志の八さんお見事!父の日にふさわしい一席でした。

落語のあとは、鳳月さんを高座前に呼び、全員で三本締め。さらに7月13日開催【しのはちの覚悟2018〜浜野矩康】告知キャンペーンの写真をご来場の皆さんご協力の下撮影しました。

そして酒場スタイルにセッティングを変えて第二部宴の開幕です。ニュー信州提供、祝いの振舞酒、静岡県焼津の銘酒「磯自慢 本醸造しぼりたて生」で乾杯です。肴は初夏の味覚がいろいろと。

志の八さん、鳳月さんも各テーブルを回り笑いが絶えません。楽しい時間もあっという間でお開きとなりましたが、皆がLi-Poを後にされる際の素敵な笑顔にすっかり癒されてしまいました。どうもありがとうございました。

次回は晩秋の頃にでも開催しようかなと思っています。

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