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キッチンペーパーの使用量が10分の1になるスグレもの

 旧正月六日。暖冬と思われていましたが、さすがに寒中は寒い日が続いていました。それでも【立春】過ぎれば日差しの暖かさを感じることが多くなってきます。ちょっとした土のあるところでは、太陽の温もりを受けて野草が芽を出し始めました。明日2月14日は旧暦正月七日。【人日の節句】、七草です。春の嵐?春一番?と言われていますが、余寒と雨を繰り返して少しずつ春めいていきそうです。

 年末『世田谷ボロ市』に行ってきました。特に何かを買う目的はないのですが、骨董品や刃物、砥石などの道具類を眺めつつ、甘酒を飲みつつ、賑わう市を歩くのは楽しいものです。メインの通りの中程、代官屋敷の辺りで、試供品が配られていました。「たまピカクロス」です。パッケージには「洗ってまた使える・・・一度使ってみてください!お掃除用エコ商品!」とあり、20cm×30cmの不織布のような布が2枚入っています。2パック頂いて持ち帰り、さっそくキッチンやダイニングで使ってみました。
(top画像の左が25枚入りで250円。右はわずかにシミや汚れがあるため規格外のアウトレットで50枚入りで300円)

 これがとてもいい使い心地なのです。素材はコットン100%。吸水性が良く、少々汚れても水でササッと洗えばきれいになり、片手で握ってギュッと絞ることができます。さらに、薄手なので、広げて干せば、30分くらいですっかり乾いてしまうから、雑菌の繁殖も防ぐことができそうです。吸水性がいいので、ドライ専用にしてグラスの水滴拭いて磨くのにも適しています。かれこれ使い始めて1カ月。キッチンペーパーを使う頻度がだいたい10分の1くらいになりました。

 さらに、ここがユニークなところ。最初は目の詰まった布状ですが、使い込んでゆくうちに繊維が解れてきて、穴が開いて網状になってゆくのです。全体のサイズも大きく広がって、見た目はあたかもグルテンとか、網脂のような感じとなりますが、吸水性は衰えず、シンク周りの水はねや、レンジの汚れをその都度拭き取るのに活躍します。さらに穴が大きくなってきたら、汚れの酷いところや、床、靴、自転車などの掃除に使って役目を終える、という使い方が良いようです。掃除だけではなく、いろいろな使い道が考えられそうです。
(下の写真、左が新品。右が使い込んだ状態)



 この「たまピカクロス」は、大手紡績会社の協力のもと、知的障害者施設の「世田谷区立玉川福祉作業所」と「同 等々力分場」でリサイクルされています。ほとんど使われていなくても捨てられていた、高級なおしぼりを再生したものだそうです。

 施設を運営し、製造・販売しているのは「社会福祉法人大三島育徳会」です。販売もしている「玉川福祉作業所」の所在地は、東京都世田谷区玉川1-7-2(tel.:03-3707-0498)。東急・田園都市線と大井町線の二子玉川駅から徒歩5分ほど。お近くに行く機会がありましたら、お問合せの上、訪れてみてはいかがでしょうか。宅急便のコレクトでも発送しているそうです。


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