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幸せだった1日。鳥取県岩美町の「牧谷窯」さんへ出かけてきました。

おはようございます。

Instagramのストーリーにもあげていましたが、昨日は鳥取県岩美町に出かけてきました。

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浦富海岸・山陰海岸ジオパークで知られる岩美町ですが、私たちの目的は、今月14日(木)から開催の「うつわと暮らしを楽しむ日々。」に向けた、作品の仕入れです。目指したのは「牧谷窯」さん。

今回ご縁に恵まれ、牧谷窯さんの作品をイベントで取り扱いさせていただくことになりました。

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…と、さらりと書いていますが、スタッフは猛烈に興奮しています…。なぜなら「うつわのイベントで牧谷窯さんの作品を扱う」ということは、私たちの夢のひとつだったからです。

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私たちスタッフと牧谷窯さんの作品との出会いは数年前。鳥取市内のとあるお店で見つけたそのうつわたちに、完全に心を奪われました。絵付ではないのにきれいなストライプの模様が入っていて、「こんなの見たことない!」「かわいい!」とひとめ惚れ。うつわには珍しい模様なのですが、どのお料理を盛り付けてもしっくりとなじんでくれて、今日まで毎日のように食卓に上るお気に入りになりました。

以来、11月のイベントを迎えるたびに「牧谷窯さんのが扱えたらいいなあ」と思い、勝手にコンタクトをとり続けていたのですが、今回ちょうどタイミングが良く、良いお返事をいただくことができました。もう、この時点で感激…。

※この段階ですでにフライヤーが刷り上がっていましたので、牧谷窯さんのお名前が記載されておりません。どうぞご了解ください。

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実際に工房を訪れてみると、気持ちの良い笑顔の杉本義訓さんが出迎えてくださいました。おひとりで、生まれ故郷である岩美町で作陶をされています。杉本さんご自身ではWEB等では一切の発信をされていません。にもかかわらず、全国に作品のファンがたくさんいらっしゃるのです。それはやはり、作品の持つ魅力にほかなりません。何しろ本当に素敵なんですよ~。

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「練り込み」という技法で作品を作っておられる杉本さん。この技法は尊敬する陶芸家の方の影響とのことですが、同じことを真似するのではなく、自分にしかできない作品を模索した、とのこと。試行錯誤の中で、民芸の流れをくむうつわとはまた違う、シャープな趣きのうつわが出来上がっているのだと思いました。

練り込み技法による作品づくりは決して効率が良いものではなく、イメージしたような模様が出ないこともあり、ロスも多いのだそう。頭の中で思い浮かべた模様を実際にうつわの中に描き出すという作業は私たちには想像もつきません…。すごいなあ、おもしろいなあとお話をたくさんうかがった後、お預かりするうつわと対面!

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写真で見ると尖った印象を受けるかもしれませんが、実際に手にとるとあたたかみを感じ、何を盛り付けても合いそう!とイメージが膨らむから不思議です。

今回とてもタイミングが良く、たくさんの作品をお預かりすることができました。小さめの鉢やお皿から、テーブルにドン!と置きたい大きなお皿まで。模様も色も、いろんな種類があります。

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「作るときに、こんな料理を乗せたい、とか、これはこれ用のお皿、とかは考えません。それは食器を使う方が考えることだから」と杉本さん。プロダクトデザインの素晴らしさ、縁のエッジ、高台のない底のころんとした丸み…。どれを見てもただただ「かわいい…」「これもいいな」「いやこれも…」と、正直、選ぶのにものすっごく苦労しました。

普段は個展を中心に作品を出しておられることもあり、島根県でまとまった作品を見ることはなかなかないと思います、とのことです。とにかく、実際に見てほしい!そのかわいさ、持った時の不思議な多幸感は、ことばでは言い尽くせません。牧谷窯さんの作品が好き!という方も、見たことがないという方も、ぜひぜひこの機会に一度、「シマシマしまね」へお越しくださいね。

イベント「うつわと暮らしを楽しむ日々。」は、11月14日(木)から30日(土)まで。期間中は火・水曜日がお休みとなります。

そのほかにもいろいろな作品が並びますので、お気に入りを見つけに、ぜひお出かけくださいね。お待ちしています。

牧谷窯さんに限らず、良いなと思った作品を扱うことができて、私たちを信頼して作品を預けてくださって。本当に、活動を続けてきてよかったとしみじみ感じています。自信を持っておすすめできる作品が集いますので、ぜひ、見に来てくださいね。

イベントの概要についてはこちらの記事もご覧ください。

…あふれる思いを綴りましたが、せっかく鳥取の端っこ・岩美町まで行ったので、おいしいものも食べたい!と思い、お昼に「cafeニジノキ」さんへ。

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鳥取に行くたびに心惹かれていたカフェだったのですが、念願かなって伺うことができました。

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3種類のカレープレート。チキンカレー、里芋のヨーグルトカレー、卵の乗ったマサラカレー。どれもすごくすごくおいしかった…。お店ではちょうど、地元の型染作家の方の作品が紹介されていて、良い雰囲気でした。

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こんなお店が近くにあって岩美町の人はいいなあ…としみじみ。牧谷窯さんのうつわもお料理に使われています。

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そして、帰りに海沿いにある話題の「燕珈琲」さんへ。

映える…映え過ぎる…。まぶしいくらいです。ちいさなトレーラーの店舗ですが、コーヒーはもちろん、ジュースやベーグルサンド、焼き菓子などもあります。お天気が良かったら海を眺めながらいただくこともできて、とても素敵な場所でした。頂いたコーヒーもとても美味しかった。

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ちなみに、この場所でオープンされているのは今月いっぱいとのことです。その後は鳥取市内でオープンするかもとのことでしたよ。お近くにお出かけの際はぜひぜひ、立ち寄ってみてくださいね。

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もちろん、ジオパークの風景も絶景で、すごかった。平日でしたがちらほらと観光の方もおられて、時間(と体力)があれば、海岸線の遊歩道を散策するのも楽しそうだなあと思いました。

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いい場所、いい風景、いいお店がたくさんで、岩美町いいところでした!松江からだと2時間半弱。さすがに帰ったらへとへとでしたが、幸せいっぱいな1日でした…。

さて今日は米子方面へ。今日も素敵な作品に出会えるのが楽しみです!皆さまもどうぞ、良い1日をお過ごしくださいね。

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