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しまねの食ラボレポート〜「マクロビオティックの視点から、調味料をとことん考える!」

おはようございます。

今日もシマシマしまね、10時~15時でオープンしています。気持ちの良い日が続いています!ぜひお越しくださいね。

さて、昨日行われた「しまねの食ラボ マクロビオティックの視点から、調味料をとことん考える!ワークショップ」のレポートです。

講師に郷土マクロビアン・岡里美さんをお迎えし、マクロビの概念の基本を教わりつつ、一番大切、という調味料(塩、しょうゆ)について、選び方を教わりました。

参加されている方は皆さん普段から食生活に気を遣っていらっしゃって、中には一度マクロビにチャレンジした、という方も。その時は窮屈さを感じてしまったのだけれど…ということでしたが、岡さんの実践されているマクロビは、「こうあらねばならない」というような厳しいものとは少し異なっていて(やわらかなマクロビとでもいいましょうか)、それに惹かれて講座を受講される方も多いそうです。

明るい岡さんのお人柄で、終始和やかに講座が進みました。

まず「自分が楽しむ 自ら選んでマクロビオティックを利用していく」という、岡さん目線のマクロビの概念について。

岡さんのところに寄せられる「マクロビって玄米を食べること?」「やっぱりストイック?」「ベジタリアンとかと同じもの?」「お肉は食べちゃダメなの?」など、さまざまな質問を通して、基本的な考え方を教えていただきました。

すなわち、○○を食べない、というのではなく、「考えて食べる」ことがマクロビである、ということ。

そして、陰陽の考え方をもとに、身体が調子が良いようにバランスを整えていく、そのひとつとして「食」があるのだということ。

○○を食べちゃダメ!というのではなく(ここはそれぞれの考え方ですが)、食べたならまたバランスを整え、元に戻るための術を知っている、それがマクロビアンであるということ。

皆さん、「思ってたのと違うなあ」といった感じで、興味深そうに聞いておられました。

その後、身体を整えるのに一番大切な、毎日使う調味料についてのレクチャー。岡さんが普段使っていらっしゃる沖縄の天日塩、シマシマしまねに置いてある天然塩、岡さんが持参された岩塩などを試食しながら、ミネラルのこと、ナトリウムのことなどを教わりました。

次にお醤油。岡さんが普段愛用されているのは安来の大正屋醤油さん。どんな原材料が使われているのか(なるべくシンプルなものを選ぶのがポイント)、お醤油の種類にはどんなものがあるのか。安い醤油と高い醤油、果たしてどちらが最終的に「お得」なのかを、具体的な事例を交えて教えていただきました。

実際に比べてみることで「こっちのがいいかな」「香りが違う!」など分かることもたくさん。ラボならではの楽しさです。

最後に、玄米ごはんとスープ、副菜(サラダ、きんぴら、煮物)、デザートの調理を簡単にデモンストレーションしていただき、あっという間にお昼ごはんの時間に。

味付けはシンプルなのに、しっかりと味がついていてどれもおいしい!野菜やお米のおいしさがきちんと伝わる!皆さん、目からウロコの考え方がたくさんだったようで、とても楽しかった!とおっしゃっていました。

そして、食事スペースの大きな窓から5月の森の緑と田んぼが見えて、「この背景がすごいねー」「こんなところで食べられるなんて」という声も。しまねの食を考え、しまねの風景を眺めながらお昼を食べる…これは最高のシチュエーションかも。

毎日食べるものだからこそ、きちんと選ぶ。当たり前のようで、なかなかできないという方も多いと思います。今回はそれを根本から見直すきっかけになりました。

今一度、キッチンに立ってお手持ちの調味料を見直してみるのもいいのではないでしょうか?

講師の岡さん、分かりやすく腑に落ちる講座をありがとうございました。

参加者の皆さん、お疲れさまでした!



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