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有意義だった週末 ~成果を導く方法とは。

おはようございます。

土日もいいお天気でしたね~。紅葉もますます美しくなってきた感じがしますね。皆さまどんな週末を過ごされましたか?

私たちくらしアトリエは、ワークショップに事例発表にイベント出店にと、とても中身の濃い2日間を過ごしました!心地よい疲労感です。

昨日は、(公財)ふるさと島根定住財団さん主催の「成果の導きだし方ワークショップ」にモデルケースとして参加させていただきました。

このワークショップ、私たちも過去に受講したことがあるのですが、地域を対象に何か事業をおこしたい、何かを始めたい、という時に、どんな成果(数値にできるもの・できないもの)を出したいのか、ゴールはどこにあるのかを明確にする、という目的で開催されるものです。

今回も、ゲストハウスを作りたいという方、地域の高齢者をお助けするコミュニティを作りたいという方、子どもたちに自然体験をさせたいという方など、目的意識を持った方々が「シマシマしまね」に来てくださいました。講師は、全国で事業者の評価や調査を行っておられる石川孔明さん。以前、私たちの事務所にもお話を聞きに来てくださったことがあります。

私たちは、同じように地域を対象に事業をおこした団体として事例発表をさせていただき、その後、私たちの事例に基づいて皆さんに成果を導いてもらう、という、大変な役目を仰せつかっておりまして…緊張したし、自分たちでもあまり見えない「成果」というものを、どう皆さんに導いていただけるのか、不安だらけで、直前までプレゼン資料を修正、また修正して臨みました。

事例発表では、なぜ「シマシマしまね」をつくろうと思ったのか、当時の背景や自分たちなりに感じた社会課題について説明したのち、実際の内容…19市町村の産品販売、ワークショップ、勉強会、イベント、WEB発信…などについて、また活動を通じて感じたことについて、お話をさせていただきました。

拙い説明にも関わらず、その後のワークショップでは皆さんさくさくと私たちの活動の成果について意見を出してくださり、なんだかとても嬉しくなりました…。講師の石川さんと一緒に、私たちも少し輪の中に入れていただき、細かな質問にお答えしたりして、人やモノの変化を表にしていく作業を見学させていただきました。

普段活動をしていると、自分たちが円の真ん中にいるような気持ちになりがちですが、今回皆さんに「生産者側の成果」や「市町村にもたらした成果」についても言及していただき、違う方向から見ることの大切さを教わった気がします。また、小さな渦ではありますが、自分たちの活動が島根にもたらすものが見えてきたように思いました。やはり他者目線で考えるというのは意味のあることだなあ、と再認識。これって、自分たちの活動の振り返りにもなるし、未来へのすじみちの立て方にも応用ができるね、とスタッフと話しました。

その後はティータイムを挟んで、参加者の皆さんがそれぞれ自分たちのやりたい事業を表にしていく作業を行いました。

ティータイムにはこんなお菓子を。

「シマシマしまね」でも販売している浜田市三隅町の「地粉」を使って、「ポン菓子グラノーラ」を製造されている鹿糠さんにパウンドケーキを焼いていただきました!木次乳業のバターを使ったりして、島根感あふれるケーキ。甘さ控えめでとてもおいしかったです!

参加者の皆さんの表作成の作業も見学させていただいたのですが、自分たちの事業を客観的に見る、というのは案外難しいことのようで、皆さんとても考え込んでいらっしゃるのが印象的でした。思いが強ければ強いほど、違う目線での成果を考えることって難しいのかもしれないです。できあがった表に基づき、石川さんがとても的確なアドバイスをされていました。

石川さんが講評の中で、「くらしアトリエさんの場合は、消費そのものを生み出すこと、というよりも、その先にあるものが成果と言えそうですね」とおっしゃってくださいました。すなわち、作り手の方の幸せ、参加する方のやりがい、一歩踏み出すそれぞれの人たちのアクション、それがまた次の波及効果を生む…というような、先々につながっていくような成果、ということです。そこが自分たちの一番大切にしていることなので、きちんと評価してくださってとても励みになりました。

関わってくださる方々すべての皆さんに、何かいい化学変化をもたらせるように、今後も頑張っていかなければ!と身の引き締まる思いでした。

お忙しい中お集まりいただいた参加者の皆さん、講師の石川さん、ふるさと島根定住財団さん、ありがとうございました!

そして、前後しますが土曜日は出雲市斐川町「伊波野コミュニティセンター」さんのイベントに出店してきました。

エコがテーマのイベントで、私たちも普段「シマシマしまね」で取り扱う商品のほかに、持ち帰り自由の本もたくさん持って行きました(イベント終了時にはすべてなくなっていました。ありがとうございました!)。

センターのスタッフの皆さんをはじめ、地域の方が主催されたイベント。初めての試みということで、とても嬉しそうにお客さまを誘導されたりお話されたりしていて、気持ちが良かったです。いい地域だなあ、と思いました。今回はご縁があって呼んでいただいたのですが、こうやっていろんな地域で島根の魅力をPRすることって大切だな、というのもあらためて感じた1日でした。

伊波野コミュニティセンターの皆さん、ありがとうございました!

今週も、仕入れや打ち合わせ、そして作業と、あわただしい日が続きます。でも、通勤中や移動中の山々の美しさにいつも癒やされます。もうすぐやってくる寒い冬。その前の木々の輝くようすを、しっかり目に焼き付けたいと思います。


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