心地よい距離と間合いで。 ―「ちゃん付け」しないけど仲は良い。

くらしアトリエは現在、スタッフ10名以上が在籍しています。うち男性は3名。女性が中心のNPO、と言っていいと思います。

最初に出会った3人と、そこから出会いを経て1人ずつ増えてきたスタッフたち。集まれば、活動についてだけではなく、子育ての話・新しくできたお店の話など、他愛もない世間話もたくさんします。

そんな、はたから見ると「仲良しの友だち」のような女性スタッフどうしが「○○さん」「△△さん」と呼び合っていることに、時々驚かれることがります。「なんでそんなに長い間一緒にいるのに、○○ちゃん、って呼ばないの?」「実は仲が悪いの?」とか。

そんなことはないんですよ~。みんな仲はいいけれど、シャイで密にくっつくことが苦手な、そういう性格の人が集まってるんです。(今はもう大きくなってしまったけど、子ども達どうしも仲良しでした。)


私自身は、小中高→大学4年→社会人5年という期間を経て、結婚を機に、暮らしていたふるさとを離れて島根に来ました。

新しい土地・島根で、私はゼロから人間関係を構築したのですが(今のくらしアトリエスタッフともその時期に出会いました)、大人になってから出会った人たちに、気が合うとしても学生時代のように「○○ちゃん」と呼び合ってお付き合いをする、ということができなくて、以来ずっと、どんなに仲が良くなっても「さん」づけで呼んでいます。なんででしょうね、自分でもよく分からないのですが…。

人によっては「距離を持たれている」と思っておられる方もいるかもしれませんが、決して「一緒にいたくない」と思っているわけではない、むしろ仲良くしたいと考えている、ということをここに強く主張したいと思います(笑)。

人との距離感って難しいですね。

うちは夫が転勤族なので、何度も引っ越しをしました。最初のうちは「新しい土地でも、友だち100人できるかな!…できるのか?」とプレッシャーに感じたり、「子どもたちのために、ママ友を作らなくては!」と考えた時期もありました。でも、結局疲れてしまう、ということも多々あり…。

そして、何度か引っ越しを重ねるうちに、自分が人よりも「人との距離の取り方」が大きいということに気づいたのです。そこからは、無理に人との距離を詰め過ぎないほうがいいんじゃないか、というのが自分なりの処世術になっていきました。

それでも、引っ越した先々で、気の合う人とは自然に仲良くなれるし、毎日は十分楽しい。子どもは子どもで、自分たちの社会を少しずつ広げているし、そこで出会う人たちとは、距離を詰めなくても刺激をもらったり、励まされたりする。周りの人たちにも恵まれ、相手が私の心理的距離に合わせてくれている、というのもあると思います。ありがたいことです。

もし私と同じように、ママ友との距離感とか、人との付き合い方について悩んでいる人がいたら、「自分なりの間合いで全然いいと思うよ~」という言葉を送りたいです。「つながる」場所づくりとしてシマシマしまねを運営しておきながらこう言うのもなんですが、無理に周りに合わせたり、心地よくないのにつながったりする必要はないと思う。

社会の中で様々な人と交わり、試行錯誤していく中で、本当に気の合う人には出会うタイミングで出会えるし、それこそがご縁、なのだから。

くらしアトリエのスタッフとも、心地よい間合い・程よい距離感で、でも前向きにつながっている。そんな自分たちの関係性が、ちょっといいなあ、と思ったりしています。


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