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パーマカルチャードキュメンタリー映画プロジェクト | 菌ちゃんファーム編

前回の記事でご紹介したパーマカルチャーのドキューメンタリー映画を撮影している木多家の撮影のようすをご紹介したいと思います。

今回は菌ちゃんファーム編

菌ちゃんファームについて

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菌ちゃんファームってご存知ですか?
菌ちゃんファームとは、吉田俊道さんが運営する長崎の佐世保にある農場です。
土に空気と菌ちゃんの食べもの(草、木、竹)を与え、土を発酵菌ちゃんだらけにする土作りを徹底しています。

菌ちゃんファームの有名な商品として「菌ちゃんげんきっこ
菌ちゃんファームの野菜を干してパウダーにしたものと、海のミネラルである昆布、長崎のあごといわし、自然塩。山のミネラルとしては干し椎茸をパウダーにしたもの。

吉田さんの話では、手に入った時だけ有機野菜を食べるんじゃ効果が分かりにくいけど、粉末にした菌ちゃんげんきっこを毎日食べることで違いがわかるという事。
確かに粉にしてご飯やお味噌汁に入れれば毎日気軽に食べられる。そしてその時だけではなく、続けて食べる事によって体によい変化をもたらしてくれるという事ですね。

わが家では毎日ふりかけとしてご飯にかけて食べています。
僕も妻も卵かけご飯が大好きなんですが、知り合いの有機農家から手に入れた卵に菌ちゃんげんきっこ、そこに井上古式醤油もしくは自家製の醤(ひしお)をかけて食べています。味はもちろん最高に美味しいです。

撮影の様子

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話が逸れてしまいましたが笑
撮影ではそんな菌ちゃんフォームの吉田さんの話を聞きながら農園内を紹介していく形で行われていました。

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まず映像を観た感想、吉田さんが面白い笑
笑いを交えたお話、移動の合間の鼻歌、吉田さんの人柄が映像に表れていました。
これは映像ならではだと感じました。

あと印象に残ったのが、畝の横から生えている草(名前は分かりません。動画中では吉田さんは「とんがった草」と表現されていました)がなぜか畝からは生えていない事。これは昔からの野草系のイネ科のもの(イヌムギ、スズメノカタビラ)はほとんど菌のいない固いところで育つ。
柔らかい団粒構造が発達してくると微生物とつながるのが好きな草が生えてくるのだそう。
だから畑を見れば草を見ると良い畑かどうかだいたいわかるそう。面白い!

また、冬に野菜が終わったらすぐに麦をまいて緑肥作物を作る。それが菌ちゃんのエサになる。しっかり菌が育って団粒構造が発達してからまた次の作物を植える。そうやって冬場には麦、5月など暖かくなってくるとセスバニアなどを緑肥作物として育てるそうです。
セスバニアは干ばつの時はすごく深くまで根をはるのだそう。一方、干ばつではない時はあまり根を張らないとのこと。なんで?って思うけど

「いつでも深くまで根を張るなんて馬鹿げた生き物はいないよ。セスバニアの気持ちになってみてん、そこにいい土と水があるのにわざわざ固いところに何しに行くや」

確かに。言われてみたらその通りですね。
そんな感じで吉田さんのゆるりとしたお話の中には「へぇー」と思わず唸ってしまうようなお話がいっぱいでした。
その他、菊芋緑肥の話もとても参考になりましたし「豊作耕起地」と「耕作放棄地」のやりとりにクスリとさせられました。

竹炭作り

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菌ちゃんファームでは竹資源が豊富にあります。
それは、近隣の竹伐採業者が処分するのにお金がかかっていたのを菌ちゃんファームで引き取っているから。

引き取った竹を竹炭にすることにより、土壌改良剤という新たな資源になります。
伐採業者にとってもタダで引き取ってくれて有難いし、菌ちゃんファーム側にとってもタダで竹がどんどん運ばれてくる。そしてその竹が土壌改良剤という資源になり、さらに竹炭は炭素を固定するので二酸化炭素削減効果もある。
まさにお互いがいかしあう関係、素敵です。
竹は、写真のように無煙炭化機を使って炭にします。

その他

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その他、菌ちゃんげんきっこを作るための野菜乾燥機やEM結界の話、野菜と菌との相性の話など聞いてるだけでわくわくする話ばかり。
こうやって自ら実践し、実験し、試行錯誤している人の話は面白い!
僕自身も菌を意識した野菜づくりを実践してみたいと思っています。

菌ちゃんファームに興味を持った方は「菌ちゃん野菜応援団」というFacebookグループがあるのでよかったら見てみてください。

菌ちゃんファームに関するリンク集
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今回の菌ちゃんファームのツアー動画です。


引き続きノブ君、ケイちゃんの撮影の様子はここでご紹介していきますのでよかったらフォローをよろしくお願いします。

また、僕自身パーマカルチャーを実践し、それで得た事を皆さんにシェアしたいと思っております。可能であれば少しでも良いのでnoteの支援機能でご支援いただけると実践の費用として使わせていただきますので、ご無理のない範囲でご支援いただけると嬉しく思います。

それでは引き続きどうぞよろしくお願いします

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