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携帯電話からスマホへ乗り換える際の高齢者のトラブル

こんにちは。旅のアドバイザーのさくらです。
今回は旅の話はお休みして、携帯電話からスマホへ乗り換える際に、高齢者に多いトラブルについて書かせていただきます。

携帯電話会社から「まもなく3Gサービスが終了します。買い替えキャンペーンで対象機種の機種代金が0円」という書類が届いた方はいませんか。大手では、NTTドコモが2026年3月末、ソフトバンクが2024年1月末で終了予定、auは既に2022年3月末で終了済です。3Gの機種を使っているユーザに、数年前から冒頭のようなダイレクトメールが送られています。

これを機に、いわゆるガラケー(ガラパゴス携帯、フィーチャーフォンと呼ばれる主にボタン操作式の携帯電話)から、スマートフォン(以下スマホと記載)に乗り換えようと考えている方も多いのではないでしょうか。

スマホはディスプレイ画面が大きく、文字や画像などを簡単に拡大できるので見やすいです。様々なアプリが使え、離れた家族や友人とLINEなどを使って写真のやり取りやビデオ通話をしたい方もいるでしょう。スマホはパソコンに近い機能を備えているので大変便利ですが、慣れるまでに時間がかかり、中には使いこなせないので返品したいという人もいます。

高齢者に多いスマホのトラブルは次のような内容です。
1.通話中に変な画面に変わってしまってどうしたらいいか分からない。
2.電話を切ったと思っていたが、長時間繋がったままになっていて高額な通話料金の請求が来た。
3.通話無料と聞いていたが、指定されたアプリを使って電話を掛けないと無料にならなかった。
4.スマホに乗り換えるため店に行ったら、タブレットなどを勧められ月額料金が高額になった。

ガラケーはボタンを押して操作しますが、スマホはタッチパネルなので押した感覚がなくても、体が画面に触れれば反応します。
1は通話中に頬やスマホを持っている手が画面に触れたことが原因です。
2は1の状態で別の画面が出たので通話が終わったと勘違いしたか、通話終了ボタンに触れたつもりが反応していなかったことが原因と思われます。
3は格安スマホの料金プランを提供している会社に乗り換えた際に多い事例です。通話料金が無料となる条件が書面に書かれていますので、しっかり確認することが大事です。
4はタブレットの機種代金無料を強調され、別途毎月の基本料金などが必要だとは思わなかったという事例です。契約前に2年後までの毎月の支払額の目安を店で印刷してもらって、不要なものはきっぱり断わりましょう。

スマホやタブレットの契約には、クーリング・オフ制度はありませんので、契約する前に次のような下調べをするとトラブルを防ぐことができます。
・家電量販店などで各社のパンフレットをもらって、販売している機種や料金プランを比較する。
・家族や友人が持っているスマホを触らせてもらい操作の感覚を確かめる。どうしてもガラケーのボタン操作が良い場合は、4G対応のガラホ(中身はスマホだが、見た目や操作方法はガラケーと同じ)を選ぶ方法もあります。ただしアプリの追加ができないので要注意です。自分が使いたいアプリが既に入っているか、必ず確認しましょう。
・スマホ教室や、操作が分からない場合に有料でサポートを行う携帯電話会社もあるので、サービスの有無や料金をパンフレットで確認する。

スマホの操作が分からない場合、横で誰かに教えてもらうのが一番の近道ですが、機種によって画面の表示や操作方法が異なります。家族や親しい友人が使っている機種と同じものを購入するのも有効な方法です。
機種変更をする際は、一人で店に行かず、スマホを使いこなしている家族や友人に付き添ってもらうことも、失敗しないコツです。

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