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自然とのふれあう趣味をふりかえってみました:後編

こんにちは、自然大好きアドバイザーのE&H(エコ&ヘルス)です。
743号と同じテーマでの後編です。

私が40代くらいから会社の休日を使って、先祖ゆずりの田んぼや畑を利用して米作りを始めました。その後、大根、黒豆、水菜、白菜、人参、里芋、ニンニク、きゅうり、明日葉など徐々に種類を増やして、今では種なしスイカの栽培もしています。だいぶ上手になり知人にプレゼントして好評をいただいています。

今では、農業は贅沢な趣味だと言われています。生活の糧は、年金でまかない農業の収穫はあてにしていない自家消費やプレゼントがメインになっています。この条件が今の社会状況では維持できないので、我々の世代が高齢で農作業をできなくなれば継続できないものです。
自然の営みを観察しながらその恵みをいただくのは感謝・感激です。独り占めにせず「おすそわけ」が必要だと感じています。

また、40代の交通事故をきっかけに始めたのがスポーツジムでの運動です。事故は居眠りで電柱に激突して頭でフロントガラスを割る大きな事故でした。1か月入院し2つ目の命だと思い大切にしようと思いました。再発防止のためにストレスはその日のうちに発散させるという必要性を感じて、マシントレーニング、エアロビクス、Zumba、ヒップホップなど運動習慣を身に着けました。

エアロビクスは米国で宇宙飛行士の訓練のために最も効率的な運動プログラムとして作られたと聞きます。35年前は激しい動きが多く45分で汗びっしょりの運動量でした。現在のものは禁止動作が多くなって私にとっては物足らないものになっています。

4~5年経過して体調も良くなり走ることが楽しくなってきた時、知人からマラソンに誘われ、年齢を考えると今しかないということでチャレンジしました。木津川マラソンや京都シティマラソン、三田マラソンなど複数回参加し、完走できるレベルになりました。そのころ「アクティブレスト」ということを知りました。これは休息するときに寝て休める方法に対して、軽く有酸素運動をして血液の循環を良くして疲労物質を早く体外に排出して疲労回復を早める方法です。第23回のホノルルマラソンでハワイに15日間滞在し、マラソンに参加しました。カメラを持って写真を撮りながら時間を意識せず楽しみながら走りました。見知らぬ応援者のレディから「Your looks is good」と声をかけられるなど気分よく走れました。

ワイキキビーチのゆっくりした時間、ハナウマベイの魚の公園、ランチクルーズも経験しました。市民ランナーがマラソンで42.195kmを完走するためには、ペース配分を体で覚えることが必要で、初めての人は前半に早く走りすぎて後半に必要な体力を前半で使い果たす傾向があるということです。いかに前半でスピードをセーブするかの練習が必要です。約35km付近で体内に蓄えているエネルギーを使い果たすので、残りの7kmを走るエネルギーは、途中でいただくバナナやドリンク(自前のものも含め)で消化能力を高めてエネルギーにすることが必要になります。体の代謝をよくすること。それができない人は、完走できません。私のベスト記録は4時間20分ですが、勉強はしました。

私は運動する目的は仕事と遊びの両方のためと健康寿命を延ばすことだと思っています。仕事としては、米の収穫時30kgの米袋を30個ぐらい何回かの積み下ろしがあります。筋力アップと腰痛対策が必要です。遊びとしては、渓流釣りに魅せられて、アマゴ・岩魚を釣るようになりました。奈良の吉野や大台ケ原の渓流の奥深くに入ります。腰までの専用の長靴で、岩が多い渓流の滝つぼの魚を釣りながら沢登りをします。大きな滝もあり危険を伴うので体力がなければできない釣りです。大台ケ原で牛くらいの大きさの野生のカモシカと顔を合わせたことがあります。一瞬ひやりとしましたが襲ってきませんでした。アマゴ・岩魚はサケ科の陸封性の魚で、側面にきれいな小判型の模様が5つほどあり川魚の王様といわれ「魚の姿」と「味」に魅了されました。アクティブな趣味を楽しむためには体力維持は欠かせません。

現在は、地域の同年代の有志と男性版「生き生きサロン」の気分で、里山を守るための交付金事業(農水省:多面的機能交付金)の活動をしています。草刈り、川の土砂上げ、桜祭り、コスモス祭り、農道の生コン舗装、軽災害の復旧工事などを有志のメンバーで行い、地域のみなさんに喜ばれコミュニティの強化に役立っています。

昨年は、神社の宮守りをしましたが八朔祭り、秋祭り、新嘗祭など年に数回祭りがあります。無災害、豊作祈願、豊作の感謝の祈りが主流です。農耕民族である日本人の伝統の祭りで、自然の恵みのありがたさを感じます。

最近の体験ですが、トラクターで田んぼを耕していると何種類かの鳥が集まってきます。それは、土中の生物を餌として捕まえるためです。また、小さな耕運機で畑を耕していると「赤とんぼ」が私の近くのみに集まってきました。理由を考えると、草の根元を耕すので小さな昆虫が飛び出し、それを餌にするため集まっているようです。こんなのどかな風景がいつまでも続いてほしいと願っています。
生物多様性の連鎖の一環かなと思って観察していました。
持続可能な「素晴らしい地球」を子供たちに残したいものです。

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