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【妄想旅行記】1.台湾・台北 (2日目)

台北にいる(いない)。

雨。2日目。
雨だとは聞いていたけど、湿気がやばい。湿気。湿気に殺される。

昨日死ぬほどタピオカを飲んだ。食べた?飲んだ。6種類。3人で2種類ずつ。甘かった。楽しかった。日本語が書いてあるお店が多い。日本語もよく聞こえてくる。
日本に近いんだな、物理的にも心理的にも。なんだか安心してしまう。

3人で旅、なかなかしない。大体じぶんからあぶれていってしまうから。それで気使わせるのも申し訳なくて。
でも今回は、いい感じに3人ともが別々の方向を向いている。

「タピオカを勉強しよう」という点だけ、意見が一致した。
タピオカを勉強ってなんだ。でも勉強だ。「勉強」って言わずにただ楽しく飲むのが照れくさい。だから勉強。

昨日から湿気はすごかったけど、1日目はなんとか夜まで天気が持った。
赤いワンピースを着て、士林夜市に行った。よく歩くし座るし立つし、まあ要はズボンにすればよかったな、と思った。

人の流れを見ながら、屋台のご飯を食べる。早朝に成田を出たからか、疲れで昼間の記憶が曖昧になってくる。いつから台北にいたんだっけ、あ、今日か。みたいな。

普段は飲まないビールを飲んだ。程よく酔いが回った。肌がべたつくので、ワンピースを脱ぎたくなって、「いや、台北で公然わいせつはやばくね?」と思い直した。ちょっと飲みすぎたかな。だいぶか。

今朝、シャワーの音で目が覚めた。かすかに聞こえる。目覚ましの音は聞こえなかったのに、同行者のシャワーの音は耳に届いた。

ホテルの朝ごはん、どうやら私は食べ逃したらしい。起こさずにそっとしておいてくれた2人に感謝する。低気圧だと寝起きのテンションが地を這ってしまうわたしのことをよくわかってくれているんだと思う。

今日は今から行天宮へ行く。雨だけど。雨だけどね。あーべたべたする。シャワー。

行天宮の周りには、占い師がたくさんいるらしい。まだ台北につく前、飛行機の中で、2人は占いの話で盛り上がっていた。1人が「人生の曲がり角にいるんだよね、たぶん、わたし」と言って、もう1人が、「右か左に曲がればいんじゃない?」と答えていた。わたしがスマホを機内モードにしながら「右ななめ前とかもアリじゃね?」と言ったら、機内にポーンという機械音が響いた。2人はベルトを締めたか確認しだす。タイミング。

シャワーから出てきた1人が、髪をふきながら「まじでプランありがとうね。昨日すごい楽しかったわ」と言ってくれた。「いやいや全然、プランニング好きだし」と答えたけど、本日一発目のわたしの声はガッスガスで、途中でせき込んでしまった。笑われた。

この旅行はテンポ感がいい。早すぎず、遅すぎない。3人なのもちょうどいい。2対1というより、三角形だ。みんながみんなちょっと遠い。
プランには結構詰め込んだけど、もう雨も降ってしまったし、どうなってもいいや。だから、旅行は楽しい。思い通りにならない。素敵。

そろそろベッドを出ようと思う。そして、今夜はおさけを控えめにして、夜のうちに雑記を書こう。そうしよう。


【台湾旅行 プラン】

人数:3人
日数:2泊3日
予算:交通費・宿泊費で5万円
移動:タイガーエア台湾
宿泊:Beautique Hotel

1日目
早朝:成田出発
午前:台北着、換金ののちホテルへチェックイン。
※台湾メトロの72時間フリーパスを購入
お昼ごはん:タピオカのはしご(黄巾珍珠奶茶専売店、老虎堂、茶湯會)
※3人で3店舗2種類ずつ?
午後:台北101見学、四四南村で写真撮る、迪化街行く?、故宮博物院へ
夜ごはん:士林夜市へ
2日目
朝ごはん:ホテル
午前中:遅めに行天宮行って占ってもらう?
お昼ごはん:西門町付近でよさげなとこへ突撃
午後:西門町散策のち九フンへ移動
日暮れまで九フン散策
夜ごはん:海悦楼茶坊にて(入れたら)
※九フンで夜ご飯難しそうなら台北戻って寧夏路夜市へ
3日目
朝ごはん:ホテル
午前:のんびりチェックアウト
お昼ごはん:金峰魯肉飯?(ルーローハン食べたい)
午後:(堀の場合)台北当代芸術館・華山1914・文創園区へ、最後スーパーなどで買い物
※午後は3人とも個人行動アリ
※よさげなお店は2日目までにチェック
夕方:空港へ
夜:成田到着


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