二発目:範馬勇次郎的ダイエット

みなさんこんにちは。
Jo lindnerになりたい、吉田裕太です。 

※Jo Lindner(25)、ドイツのフィジーク選手。左右の大胸筋のパックリが憧れ。

【範馬勇次郎から学ぶダイエット】

あと1ヶ月で夏本番。一年で最も筋肉が露出する季節。
それまでに、こんな体になって、町中の視線を奪いたいところ。

そう、範馬勇次郎。今日のテーマは『範馬勇次郎的ダイエット』。
今回のキーワードはこちら。

”漫然と口に物を運ぶな”

【なぜ範馬勇次郎か】

はじめに、宣言したい。『グラップラー刃牙』は筋肉の聖書である。

範馬勇次郎は真実絶対の強さを誇る。最強。超越者だ。その息子、刃牙は父親を超えようと奮闘する。
勇次郎は父でありながら、神であり、イデア。対して刃牙はその子、迷える子羊、我々だ。

『グラップラー刃牙』の中で刃牙(人間)は地上最強を決める戦い(現世)の中で、勇次郎(神)を越えようともがき、交わり、近づいていく。
キリストの言葉が我々を導くように、勇次郎の言葉は筋肉を導いてくれる。

筋肉を求めよ、さらば与えられん!!

【ダイエットって?】

それは良い体(引き締まった健康的な、筋肉質な体)を作る手段の一つだ。
いい体を作れるかどうか、80%はダイエットの成功如何で決まる。

個人的感覚だが、筋肉は出来上がるのに3ヶ月ほどかかる。
対して脂肪は1ヶ月ほどで落ちてしまう。逆に、怠けてるとすぐについてしまう。
筋トレよりダイエットの方が即効性がある。

また、ランニングを30分行ってもおにぎり1.5個分のカロリー消費しかない。運動による消費は微々たるものなのだ。であれば、おにぎり1.5個分食べるのを我慢した方が、手軽にカロリーを調整できる。

良い体を手にいれるには、ダイエットは欠かせない。

【ダイエットの大矛盾】

しかし、ダイエットには大きな矛盾が潜んでいる

体重管理の根本原理は単純だ。
俳優界の神こと山崎努の言葉を借りるとこうだ

 「体重の調節は簡単にできる。痩せたければ食わなければよい。太りたかったら食えばよい。」山崎努『俳優のノート』*1

痩せるには、単純な話、食べなければよいのだ。

対して、勇次郎はこう叫ぶ。

筋肉を強くしたいならば、喰わねばならないのだ。

“痩せたければ食べない" VS "食べなきゃ強くならない”

この矛盾を解消させるには一つ。

“太る物は食べず、大きくなる物を喰らう”*2

【漫然と口に物を運ぶな】

ここで、先に挙げたキーワードが出てくる。

”漫然と口に物を運ぶな”


今、口に入れた物が、筋肉となるか脂肪となるか。
常に意識し、反省する。

これだけだ。

【人間の弱さ】

と、言いながら、僕らは勇次郎のようにはなれない。なぜなら彼は”神”で、僕らは”人”だから。

A.欲望に負ける/ストイックになりすぎる
人は弱い。すぐに欲望に負ける。
「今日だけ特別」、「今まで頑張ってきたご褒美」なんて言ってコンビニスイーツをかっくらいブクブク太っていく迷える人々が世にどれだけいることか。

しかし、もっとタチが悪いのが、欲望を殺しすぎちゃう奴。

モテたくて筋トレを始めたぽっちゃり体型A君。A君はハイパーストイック。
飲みに行っても「アルコールは筋肉を分解するから、僕は水だけ」なんて抜かす。
そんな彼はすぐにモテボディーに。彼女ができる。デートへ。パンケーキ屋にいく。巨大なパン生地の上には生クリームがべったりとトッピングされてる。
彼女はウキウキ。そんな中、彼は言う。
「糖質は贅肉になるから、僕は水だけ」
彼女ドン引き、その場で振られる。A君号泣。やけ食い、やけ食い、やけ食い。
1日たらずでFatBodyへ元どおり。

こんなクレイジー野郎、割といる。
「すぐ痩せたいから3日間断食する」なんて言い出す奴も、大きく分ければこいつの仲間。極端なのだ。

B.情報に振り回される(情報不足/情報過多)
何が脂肪となり、何が筋肉となるか。何をどれくらい食べれば良いかわからない。
もうこれだけでやる気がなくなる。情報不足。

もうちょっと頑張れる人はネットで知識を得てみたりする。

鶏肉がいいらしい。卵もいいらしい。大豆がいいらしい。トレーニング後にはプロテインを摂るべき。あれ、朝と夜も飲むのか?イヤイヤ、こっちには夜プロテインは脂肪になるって・・・何?筋トレ後はグリコゲーんを摂取?え、大福だって??え、でも、糖質はダイエットの敵じゃ・・・あれれ、筋トレ前は米くうの??炭水化物は敵だって・・・はっ、ゴールデンタイムじゃないと効果なし!ゴールデンタイムって何?筋トレ絵前後30分!ん、個人差があります!!なんじゃそりゃ!!

たちまちネットの荒波に飲まれてしまう。情報過多。
ダイエットは同じ方法を1ヶ月コツコツ続けなければ変化が出ない。
こんな風に振り回されては、脂肪は減らない。むしろ、ネットの知識に踊らされて、大福腹一杯食って太る。

【具体策:レコーディングダイエット】

そこで提案したいのがレコーディングダイエット。
やり方は簡単。
一日のうちに口に入れた物すべてを記録する。
これだけ。
ただただこれだけ。
これだけでいいのだ。
だって悠次郎も言ってる。

意識すりゃいいんだ。

その代わり、以下3点を守ってほしい。
1.”すべて”記録する。人からもらったおやつも、ジュースも。可能なら水も。
2.毎日記録する。1日も欠かさず。書くだけなんだから簡単なはず。
3.書いたら1日一回は見返す。反省する。コメント書くのも良いと思う。

僕はこんな感じやってる。

【レコーディングダイエットは人の弱さを克服できるか】

A.欲望をある程度受け入れる。代わりに中毒に気づく。
レコーディングダイエットは、食事内容に制限を与えていない。
欲望を欲望として認めている。パンケーキだって食べていい。

その代わり、「今の自分にこれは必要か?」と反省する必要がある。
無意識にパンケーキを食べているならアウト。寺に入って改心すべき。

例えば、毎食丼一杯の米を食べる方々に問う。
「本当にその米は必要か?」

もし、米がないとおかずを食べられないと言うなら、はっきり言おう。
それは中毒だ。
「主食の米は不可欠!」と思い込んでいるだけだ。
自分が米中毒に侵されていると気づくべきだ。

僕はここ2年近く米を炊いていない。おかずだけで満足できるようになった。
すると、体重が安定してきた。少々食べ過ぎても、体に影響が出なくなってた。

閑話休題。
中毒に侵されている人は(強い表現になってしまうが)ダサい。
夜の屋上でタバコを燻らせる、カッコイイ。喫煙所は?喫煙所は?と小走りで走り回る姿、ダサい。
バーの片隅でウイスキーロックを嗜む、カッコイイ。「酒はどうした!」と女房を殴る亭主、ダサい。
タバコを吸ってる姿はカッコイイが、タバコに吸わされてる姿はダサい。
酒を飲んでる姿はカッコイイが、酒に飲まされてる姿はダサい。
中毒に振り回されてる姿は総じてカッコ悪い。
僕はカッコイイ男になりたい。

B.必要以上に情報を求めない。
レコーディングダイエットはシンプル。
料理名を書くだけ。それ以外の余計な記録はいらない。
反省できれば、それだけでいい。

どう反省すればいいか。
高タンパク、低脂肪、低炭水化物でバランスのとれた食生活か。
これぐらいで十分だ。
1日の摂取カロリーとか、ビタミンとか、糖質を使ったエネルギーブーストなんて高レベルな技術は最初は不要。
明らかにアウトな食物を我慢して、必要な栄養を摂取する意識が重要。

ある程度絞り切れて、停滞期に入ったら、2、3個新しい知識を取り入れていけばいい。
最初っから完璧を求めるのは失敗の元だ。

【最後に】 

最後の最後に繰り返し言いたい。

”漫然と口に物を運ぶな”

食生活から中毒を閉め出せ!!
今日食べた物が3ヶ月後の自分の肉体になる。
食とは自分の肉体そのものだ。
食への意識は、ダイエット法だとかボーディービルディングだとかを超えて、哲学・思想の域まで達する。

”それが命喰う者に課せられた責任ー義務と知れ” 

*1 まさに聖書。素晴らしいの一言。

*2ハイレベルになると、増量期/減量期に分けて食事管理をしたり、"リーンバルク"という食事法も最近流行りだけど、初心者は手を出さなくてもいいと思う。ボクもいまいちわかんない。

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