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【5食目】血肉になるごはん「実食!ご当地食材」

こんにちは。金子です。

もうすぐお盆ですね。久々の長期休暇。
帰省したり、どこかへ旅行に行く方もいるのではないでしょうか。

わたしは旅行が好きです。
旅の様々な要素の中でも、一番好きなのが「食」。
現地についたら、スーパー八百屋直売所、酒屋魚屋果物屋、市場に観光農園……と、食材の気配がするあらゆる場所をチェックします。
食べたことのない味がする」っていうの、めちゃめちゃワクワクするんですよね。

今回は、出かけた土地で出会った食材から、他で食べたことのないおいしいものを紹介します。
旅先で見かけたらぜひ食べてみてください。

【福井】サバのへしこ

2017年、くらやみダンスが福井県の小浜で公演したときに出会いました。
しょっぱくて、魚の脂の旨味が効いてて、チーズみたいな風味もします。お酒のツマミとして完璧すぎる。日本酒で食べたい味ナンバーワンです。

サバの体表にまみれているこの茶色いのは味噌じゃなくて、糠(ぬか)。
サバのぬか漬けなんですね。
ぬか漬けといえば野菜のイメージだったので、魚でもできると初めて知りました。

これ、めちゃくちゃおいしくて、現地で食べさせてもらった瞬間に自分用に買って帰ることを決めました。
糠を落としてそのまま食べてもおいしいし、

お茶漬けにしたら塩気が染み渡って最高……

ちょっと糠を残してグリルとかトースターでこんがりさせると、香ばしくて非常に良いです。

小浜がある若狭湾はサバの名産地。
街を歩いていたとき、「さば街道」という看板がありました。
小浜が起点、京都が終点の道で、都に献上するサバをこの道で運んでいたとのこと。
はるばる運んだねえと思いながら眺めていたのですが……

時は変わって2019年。

吉田寮での公演に参加するため、京都を訪れたときのこと。
商店街まで買い出しに出かけたところ……

あれ?

あ!さば街道!

偶然にも街道の終点に出くわして興奮しました。
遠く離れた土地が実は地続きってシチュエーション、なんかめちゃめちゃよくないですか? 私だけ?

【福井】しろうお

これも小浜で食べました。
春の時期にだけとれるそうで、夏の今は食べられません。ごめんなさいね。

水槽から網ですくって、踊り食いでいただく……

口中で暴れる魚を、プチップチッと噛み潰します。
一口噛むごとに口の中がだんだん静かになっていきます。ああ命……。

魚をまるごと食べている味がします。
内蔵も一緒に食べるのでほろ苦いです。
ほろ苦いとなんか春の味だなあという感じがします。菜の花とかフキノトウとかつくしとか。

「しろうお」という名前ですが、シラウオとは全然違うものらしいです。
言っといてシラウオってどんなだったっけ。ムーミンのニョロニョロみたいな見た目のやつか……?

【台湾】臭豆腐

名前のとおり、臭う
だがそれがおいしい。

台北に行ったときの屋台で売っていました。揚げてる店のまわりが臭うので、臭豆腐を売る店は視界に入る前からわかります。
どういう臭いか例えると悪口みたいになるので、「インドール」とだけ書いておきます。

口に入れてしまえばそこまで臭いは感じません。
ブルーチーズっぽい旨味な気がする。

これは煮たやつ。
にんにくが効いているのですが、臭豆腐の臭いとにんにくの臭いが組み合わさると、食欲をそそるいい香りになります。
「におい×におい=いい香り」なのかもしれません。

【奥多摩】鮎の燻製

いきなりカメラ目線の私ですみません。ちょうどいい写真がなかったので……

鮎なんてもうただでさえおいしいけど、燻製になることでさらにギュッと旨味が濃くなっています。
固めのチーズみたいな旨味の濃さと噛みごたえです。さっきからチーズにたとえてばかりだ。おいしいものの語彙がチーズしかない。

ただただおいしかったので載せました。なにか薀蓄とかそういうのは特にないです。

【京都】聖護院大根と京かぶら

今年のはじめ、京都大学吉田寮で演劇をするため、一ヶ月間寮に滞在しました。
劇場・稽古場・宿泊場所がすべて同じ場所という究極の職住近接型生活。京都滞在の99%を寮内で過ごしていました。
なけなしの残り1%で出かけた八百屋で買ったのがこちら。

聖護院大根と京かぶら。
大根がかぶの形をしていてややこしいですが、上が大根、下がかぶです。

見よこのきれいな断面!すべっすべ!
純白すぎて、かぶに至っては画像が白飛びしてしまいました。

大根は生で食べてみたのですが、

おいしすぎて即座に座組に食い尽くされました
甘くて、水気が少なくて、普通の大根とは別物です。全然辛くもないし。
「自分をスイーツだと思いこんで育った大根」という感じの味がします。

かぶは煮物にしました。
うっかり煮すぎてしまったけど、スジっぽさがゼロです。かぶの味噌汁とか食べてて固いスジが歯に挟まっちゃうあれがゼロ。
身が全部なめらかです。野菜界の天衣無縫。

京野菜の実力、すごい。

以上、旅先で出会ったオリジナリティ溢れる味の食材でした。
ぜひ食べてみてくださいね!

福井公演といえば……

2020年3月、くらやみダンスは劇団本公演を福井・東京の二都市で開催します。
8月末〜9月頭にこの公演の出演者オーディションを行います。
台本を使ったワークショップ形式で行います。ワークショップだけの参加もできます。
ご興味のある方、奮ってご参加ください。

日程・条件
応募フォーム
※必ず条件をご確認の上お申込みください。

YouTubeで過去公演の様子を一部公開しています。
劇団サイトにも上演写真と各公演のキャッチコピーを掲載しているので、ぜひ見てみてくださいね。

"オーディション"って言い方だとおっかないので、なんかもっと「お互いに知り合いになる会」みたいな呼び方したら本当はいいなあと思う。わかりづらいからオーディションと呼ぶけど。
堅苦しいものではないので気になる方はとりあえずお越しいただけたらなと思います。

もう一つお知らせ

わたしが出演する舞台が来週あります!
作・演出はくらやみダンス劇団員の神山慎太郎。同じく劇団員の岡本セキユも出演します。
開拓時代の西部を生きるガンマンと娼婦、先住民の群像活劇です。ぜひ観に来てください!

ガガ
『大西部激熱活劇 海を知らぬ少女の前にカウボーイハットのわれは』
8/23-25 @早稲田小劇場どらま館
公演詳細
【500円OFF】お得な前売券があります!

いろんな人に楽しめるように作っているので、演劇を見たことがない方もぜひ…!
ご質問などあれば、コメント欄や私のTwitterのDM(開放してます)でお尋ねいただけると嬉しいです。
何卒何卒。

サポートから、くらやみダンスに任意の額のカンパを送ることができます。 支援していただくことでくらやみダンスの舞台がちょっとずつ豪華になってゆく予定です。 みなさまが演劇を通してワクワクできるような機会を作っていきますので、ご支援をよろしくお願いいたします!