自分だけのチーズフォンデュ

スタミナ切れの水曜日。

気力も体力も持っていかれて、学校にも行けずぼんやり過ごした日。しょうがないよなあ、と思いつつも罪悪感は拭えない。気分が落ち込む。

だからこそチーズフォンデュだ。

歩いて5分のスーパーへ買い出しに行く。具材は美味しそうなものをテキトーに。チーズは多めに違う種類のミックスチーズ2袋。

キッチンに立ち、小鍋でまずはパプリカを焼く。オリーブオイルで焼くと栄養吸収が良いらしい。高カロリーな食事で今更栄養を気にする自分に苦笑いしつつ焼いていく。続いてベーコンとシャウエッセンのウィンナー。奮発してシャウエッセンだが、ビビって小袋を買った。6個しかないぞ。冷凍ブロッコリーをチンしてミニトマトを洗う。アスパラもレンジで茹でられる良い時代だ。

具材が用意できたらお待ちかねのチーズの時間。弱火でクツクツチーズを溶かす。溶ける様をじっと見ながら、コンロの前で小躍りする。人生史上初の小躍り。こんな些細なことだとは...。

最初の具はもちろんブロッコリー。牛乳を入れたせいか、少しゆるいチーズをたっぷりと絡める。ブロッコリーのつぼみ一つ一つにチーズのベールがかかり、全体の色がまろくなる。良い。何がって全部。チーズの塩辛さとブロッコリーの風味。ブロッコリーは何と食べてもうまい。定番であり王者。スタンディングオベーションした。もっと刺激が欲しければベーコンと共に食べればいい。知っているか?ベーコンとブロッコリーの相性。バツグンなんだ永遠のコンビなんだ。

一つずつ具材とチーズの相性チェックを書いていきたいが、長くなるのでやめた。とにかく言えるのはスタミナ切れにチーズフォンデュはしみる。それだけだ。何も手につかない時はチーズフォンデュをして欲しい。小躍りするほど元気になる。チーズ溶かすのが面倒だったら、チンして2分のチーズフォンデュパックがある。カット野菜も。ミニトマトなんかそのまま食える。わかるだろ?世界は私を見捨てない。もちろん貴方も。

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