任天堂ES

それでよかったんだ。 就活生よ。自分の考えに、自信を持て。

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note、デビューしました。

はじめまして。
はち といいます。

作家になりたいプランナーです。
言葉と企画を磨こうと、 #言葉の企画2019 に参加して、その第一回目の宿題として、noteをはじめました。

宿題がきっかけではじめたnoteだけど、
この機にたくさん活用していけるといいな。

みなさま、お手柔らかに、よろしくです。

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特技は、ラブリー変換です!

そう言っていました。
もう四年前のこと。

わたしは、就活生でした。

特技のことは、あまり面接では話さないけれど、エントリーシートには、特技を書かないといけない会社が結構あって。

特技って、難しくないですか?
エントリーシートに書くとなるとなおさら。

きっと何千人もの学生がエントリーシートを出すし、その中で、残れなくちゃいけない。
だから、誰でもできるような特技じゃなくて、覚えてもらえる特技じゃないといけない

なおかつ、

学生時代力をいれたこと
志望動機

につながるような強みじゃないといけない。

む、むずかしい…

普通に答えるなら、

スキーとか
お菓子づくりとか、
指で高速で二進法で数えられる

とかって答えます

コピーライティングや企画が若手のうちからできる会社に入りたかったわたしにとっては、
残念ながらまったくもって関係のない特技


いや、

スキーで鍛えた体力と根性で、どんなに長時間だとしても納得がいくまで仕事できます!


だとか

異なる食材の配分で美味しいお菓子を作れるように、あらゆるバックボーンのプロジェクトメンバーのマリアージュで消費者を満足させる仕事をします!

とか

クライアントと初回MTGの時のアイスブレイクのネタはばっちりなのですぐに仲良くなれます!

とか

こじつけレベルでは仕事に寄せることができます。
でも、それってなんか違う。
エントリーシート全体を通しての、筋が通っていない。

そうして、考えて考えて考えて考えて考えて
かつての恋人がわたしに言った言葉を思い出しました。

「でた!ポジモン」

ポジモン。
ポジティブモンスター。

そう。私は、どんなにネガティブなことでも、ポジティブに捉えることができました。
ネガティブをポジティブに。
普通を少しラブリーに。

捉え方を変えられる。ラブリー変換ができるわたしは、
クライアントの商材を素敵に伝えることができます!

就活のとき、特技を尋ねられるたびにそう言いました。
今、働いている会社の最終面接でも、そう言いました。


でも。


入社してみて、がっかりしました。
ラブリー変換は、コピーライティングや企画には、必要の無いスキルだとつきつけられました。


だって、社長が言ったんです。

「君の言っていた特技、よくわかんなかったんだよね」

・・・

・・・

あ。

・・・

社長に伝わらないってことは、このスキル、あんまり仕事の役に立たないんだな。

激務に耐えるって意味では役立つかもしれないけれど、
コピーライティングや企画には、意味なかったんだ・・・。

そう思いました。
そうして、わたしは、就活をしていたころの自分に、自信を失いました。


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言葉の企画とは、幸福に向かう矢印を加えていくこと

時はたち、就活から4年が過ぎた今。

#言葉の企画2019 でコピーライター阿部 広太郎さんが言いました。

使うことばに、「こう伝わるといいな」という矢印を加えていくのが言葉の企画。
世界は変換の対象で、コピーでどうポジティブに変えていくことかで、世界を変えることができる。

あれ?それって、わたしの特技だ。
わたしの特技って、コピーライティングや企画をするうえで、
もしかしなくても一番大切なことだったんだ。

4年越しに、救われた心地でした。

あのときの、自信を喪失したわたしに言いたい。
きみが考えて考えて考えて考えて考えたことは、
間違っていなかったよ。

これから就活をするひと。
これから社会人になるひと。
そして自信を失ったり、不安に思っているひと。

きみたちに言いたい。

たぶん、きみたちが今、考えて考えて考えて考えて考えたことは、間違っていないよ。
だから、自信をもって。

それでよかったんだ。それでいいんだよ。
就活生よ。自分の考えに、自信を持て。



2019.5.24

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