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主観と客観の観点から行動へ誘うヒントを小学校三年生から学ぶ。

先日あるご家族のお家でご飯を食べていた時の事でした。小学生3年生の息子さんとお母さんとの間でこんな会話を耳にしました。

息子「ママ、ゲーム(PS4)したい!」
お母さん「宿題してからね!」
息子「えー、やだ。ゲームがしたい。」

至って普通の会話ですよね。でもその時ふと思ったんですよ。
”学校の宿題”も”ゲーム”もすごく細かく分解してみると「新しい事を学ぶ事」なんじゃないかなと。

なのに何故学校の宿題は嫌でゲームは好きなんだろうか。と。

こういった行動に起こるレベルで矛盾が発生しているものには魅力的な気づきが結構あったりします。そのため今回はここを少しだけ考察してみようと思いました。

学校の宿題について考える

まず、学校の宿題の始めたきっかけ、目的と行動するきっかけ、最終ゴールに至った時の気持ちを小学三年生の子にインタビューしてみました。笑

始めたきっかけは「学校から出されたから」目的は「終わらせること」行動するきっかけは「親に言われて」「やらないといけないから」「ご褒美が欲しいから」最終ゴールに至った時の気持ちは「(終わって)嬉しい」「頭が良くなって良かった」

学校の宿題をする事に対しては「やらなければいけない」や「それが正しいから」や「やったら何かがもらえるから」など客観的な要素に強く影響されて行動していることが分かりました。

そして頭が良くなったと感じられた事に対してはポジティブな感情が出たものの、そこから新たな行動が発生するほどのモチベーション形成には至っていませんでした。

ゲームについて考える

次にゲームの始めたきっかけ、目的と行動するきっかけ、最終ゴールに至った時の気持ちを同様に小学生三年生の子にインタビューしてみました。

始めたきっかけは「面白そうだから」目的は「勝つため」「強くなるため」「クリアするため」行動するきっかけは「できるタイミングがあるとき」「友達がやってる時」「テレビやネットで誰かがやっているのを見た時」最終ゴールに至った時の気持ちは「楽しかった」「まだ強くなりたいからやりたい」

こちらのインタビューでは回答が全般的に「自分がそう思うから」という主観的な要素に強く影響されて行動していることが判明しました。宿題の時のインタビューよりもスラスラと回答をしてくれた点からも他者に回答を求めず自身で回答をだしている傾向があるなと感じました。

そして小学三年生の子は「まだ強くなりたい」と成長を実感した上で更なる価値を求めていて、「次の行動へのモチベーション」も様々な部分から聞いて取れました。

なぜ宿題は嫌でゲームは好きなのか。

なぜ学校の宿題は嫌でゲームは好きなのか。
インタビューの内容を整理した結果答えはとてもシンプルな所に着地しました。

「新しい事を知ることが面白いから。」

自身の主観である「面白そう」「楽しい」「わくわくする」を刺激するゲームは好きで、客観的な「そうあるべき」「正しい」が先行する勉強は嫌い。つまり新しい事を知ること、新しい事を発見することは面白いからやりたくなるし続けたくなる。逆に新しい気づきはなく、平坦な体験しか待っていないからやりたくないし続かない。これはゲームだから宿題だからではなく、宿題にも主観を刺激する要素があれば自ら取り組むしゲームでも客観のみを提供するものであればやらないまたは続かないのだと思いました。

主観を刺激し行動のきっかけを作り出す。

人間はみんな自分に素直で、自分が嫌だと思うものには距離を置こうとするし、好きだと思うものには近づこうとする。だからこそ、その人の心に好奇心を生み出していけるような主観的なアプローチが行動への一歩を生み出す有効な一手になるのではないかと感じました。

世の中は人間を中心に進化しています。そして人間も世の中の進化とともに進化しています。ユーザーの常識や視点も時代の変化とともに変わってきています。ただ、人々の根本的な幸せや喜び、行動の原点は昔から変わらなくて、本人からこみ上げてくる正の感情をうまく引き出していくことでその人の可能性をどこまでも広げていけるのではないか。と、今回色々と情報をまとめてみて思いました。

これからもこうやって自分の中にまだ無い考えや感覚を身近な機会を通して吸収していこうと思います。そして僕は不幸より幸せのほうが好きなので、最終的には色んな人を幸せの方向に誘える人になっていきたいなと思っています:D

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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