【アイシールド21】そのシールドの向こうの話【好きなマンガ】

今ある手札で勝負するしかねぇというセリフが好きな紅月シオンです
今回は青春時代の思い出でもあり子供のころから好きだったマンガの話をしたいと思います

小学生のころはスポーツが出来る人間がヒーロー扱いされる時代
そんな中で俺は好きでやってた水泳以外は基本的に我関せずを決め込んでました
そんな俺を見かねてなのか、親がくれたマンガがこれでした

正直なところ最初の内は興味も薄かったですし面白いのかもわからないので放置気味だったのですが一度読んでみたら凄く面白かったのを覚えています
とある分野なら負けない人たちが集い、最初は無理矢理集めた助っ人しかいなかったチームが徐々に本物のチームになっていくのが好きでした

そんな中で最近読み返したら昔とはちょっと違う見方もありました
連載時はたぶん主人公チームの「泥門デビルバッツ」だけを追っていたのでしょうが、最近になって読み返すと本当に様々なチームにもドラマがあるんです
ライバルチームであり「天才と凡人」をこの上なく丁寧に書きながら頂点を目指すチーム「王城ホワイトナイツ」
デビルバッツと同じような境遇でありながらワンマンで引っ張っていくしかなかった「賊学カメレオンズ」
主人公の子供のころの師匠も所属し戦法も超攻撃型同士で似ている「西部ワイルドガンマンズ」
本物のアイシールド21の存在を知り、自分たちの武器である身長を最大限活用した「巨深ポセイドン」
そのどれも魅力的なチームであり、正直な所誰が勝ってもおかしくないなとも思える対戦相手達
しかし、アメフトに敢闘賞は無くただ1つの勝者がいるのみと言われるからこそどのチームも勝つことに真剣で、それが数々のドラマを生み出してきました

この漫画が好きなのはやっぱり強くなる過程が丁寧に描かれているのと凡人たちの一念が天才に一泡吹かせる瞬間ですね
読んだ人は分かると思いますが王城の富士山トレーニングの所がすごい好きなんですよ
目の前に超えられない天才がいて、自分も努力しているのに届かない
そのせいで何もかも無意味に思えて、投げ出せれば楽なのに投げ出せなくて
そのぐっちゃぐちゃの心境の中で吐き出されたあのセリフ
「諦められないんだよ!俺だって1流になりたい!凡人に生まれた俺はいったいどうすればいいんだ」
大人になった今だからこそ刺さるセリフです

また泥門にもずっと勉強漬けでスポーツは遠くから眺めているだけの選手もいたのですが、それでもスポーツがしたい一心で入部テストを受け、ずっとベンチだったとしても腐らずに練習を続け、全国編に入ってからようやく起用された選手は他の天才たちとは隔絶した隔たりがあった
それでもあきらめない執念で何度も勝ちの目を残すプレーを繰り返してきました

天才たちの競演だけではなく、凡人たちの足掻く姿を見て
その姿に何度も勇気を貰った当時の俺
それはきっと今でも変わらず、自分の中で燦然と輝いています
泥臭くも前を進み続ける姿を求めるのならこの漫画は何よりおススメです

それでは今回はここまで、また次回会いましょう

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