シルクホースクラブ2013年産・1歳馬血統考察(5)
シルクホースクラブで募集する、2013年産の1歳馬の血統を考察しています。
5回目の今回が最終回です。
・カリ13(キングカメハメハ)
・ジェイズミラクル13(キングカメハメハ)
・ローズバド13(キングカメハメハ)
・カールファターレ13(クロフネ)
・アーデルハイト13(クロフネ)
・パーシステントリー13(ディープインパクト)
カリ13は無料で、残りの5頭は有料で公開いたします。
なお、僕は普段POGの血統研究(芝路線・早期向き・大物狙い)に力を注いでおり、今回もその血統観を中心に考察をしています。
1~2つ勝って、後は古馬までコツコツ楽しみたい方や、ダート路線で良い馬を選びたい方にとっては、ご期待に沿うことは出来ないかもしれません。
申し訳ありませんが、その点をご理解ください。
m(_ _)m
東サラ、キャロットの1歳馬も考察していますので、よかったら以下のURLをご覧になってください。
https://note.mu/kurigasila/m/m5d6f3a66a965
https://note.mu/kurigasila/m/m71eecc15cded
・カリ13(キングカメハメハ)
母のカリは「アルザオ(Alzao)≒カーリアン(Caerleon)」3×4の柔軟性、「ボールドネシアン(Boldnesian)≒ミスタープロスペクター(Mr. Prospector)」5×5の軽快さ、テューダーミンストレル(Tudor Minstrel)5×7・8の強靭さなど、質こそ違えどいずれもスピード値に優れた仕掛けを多く内包している繁殖牝馬です。
そこにキンカメをつけると、「ラストタイクーン(Last Tycoon)≒アルザオ≒カーリアン」になるだけでなく、ミスプロとテューダーミンストレルは直接クロスですから、カリの特徴全てを継続することになりますね。
ただ個人的な意見ですが、それが良いこととは思えません(^_^;)
キンカメの場合、芝を目指すならラストタイクーン(のミルリーフ)強化がオススメで、逆にダートを目指すならキングマンボ(Kingmambo)強化がオススメです。
テューダーミンストレルのクロスはアクがないのでまだ良いのですが、(アルザオ&カーリアンで)ラストタイクーンを刺激することと、(ミスプロをクロスして)キングマンボを刺激することを同時にやってしまうのは、ちょっとチグハグな感じがします。
ついでに言うと、本馬はバックパサー(Buckpasser)6×7というクロスも持っています。
バックパサーをクロスしたキンカメ産駒は、スペシャルウィーク経由を除くと芝の成績がガクッと下がり、ダートの成績が上がります。
つまりカリの場合、「ミスプロ+バックパサー」で構成されているミスワキ(Miswaki)の存在が、キンカメ産駒として進むべき方向をブレさせる原因になっているとも言えそうです。
ちなみにキンカメ×ミスワキは、スタッドジェルラン、クラリティシチー、ジャーエスペランサなど、ダート馬、芝馬、スプリンターなど色々なタイプの活躍馬がいます。
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