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ニックス考察:オルフェーヴル×母の父キングカメハメハ(牡牝共通)

 23年12月現在、このパターンの勝ち馬率は46.2%(18/39頭)。オルフェーヴル産駒全体の32.6%を上回る、安定した成績を残しています。

 キングカメハメハ自体は柔軟性を兼備した万能血統です。ただしオルフェーヴルと組み合わせた場合、「エレクトロアート≒ヌレイエフ」が発生します。この影響で、どちらかと言えば重厚なパワーが濃くでやすいようです。

 代表産駒は世界のウシュバテソーロ。ほかにライラック、タガノディアマンテ、ショウリュウイクゾ、ホウオウピースフルなどが活躍しています。適性の違いはありますが、みんなパワーとスタミナを活かし、しぶとく走るイメージですね。

 牡馬の活躍馬は、いずれも祖母の部分(オルフェ×キンカメ以外の部分)にスタミナ血脈を備えるという共通点があります。具体的に言うと、ウシュバテソーロがエラマナムー、タガノディアマンテはヌレイエフ+α、ショウリュウイクゾならダンスインザダークなど。重厚にでやすい配合型だからこそ、その強みを血統全体で後押しすることが、より恩恵として繋がりやすいのかもしれません。


このニックスを活かした活躍馬

※活躍馬がでるたび更新します。
 

ウシュバテソーロ


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