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プロフェッショナリズムとリーダーシップ【ジュビロ磐田 福西崇史さん】

こんな人に読んでほしい
- サッカー&組織論が好きな人
- 属する組織に改善が必要と感じてる人

イベント名:HRカンファレンス2018-春-[東京]
講演名:サッカー元日本代表に学ぶ『プロフェッショナリズムとリーダーシップ』
日時:2018/5/17
URL:http://hr-conference.jp/201805/program.php?d=3#progtable


講演のメモと学び

最初に

問い:ビジネスの世界がプロスポーツの世界に近くなってる
理由:みんな一緒からそれぞれの時代へ。個人の影響力が増しているから

福西崇史さんがプロになるまでの話

愛媛選抜で上には上がいることを知り、基本に立ち返る必要性を感じた。また上のカテゴリーに行って、同じことを繰り返した。

学び:自分の世界から飛び出す必要性、飛び出す行動力の大事さ

福西崇史さんがプロに入ってからの話

入団したけど、ついていけない。
サテライトとトップチームの環境、待遇の違い。
違いすぎるから、トップチームに行きたいと思った。

学び:組織ではトップチームに相当するチームがあり、格差がある/尊敬する人がいるから、下の人が目指そうと思う。

オフト監督からボランチへのコンバートへ指示された。成果が出せず、プロとして続けるためにがんばろうと思った。
ただ同じポジションには、名波、ドゥンガ、藤田俊哉など最高峰がいた。
技術や体力で勝負しても勝てない!
『自分にしかない強みを活かすしかない!』

福西崇史さんの強み
*プレイサークル(ボールを扱う距離)の広さ(体操の経験が活かされてる)
*FWの経験(ボランチに活きる経験)

スペシャリスト(名波、服部)に聞く。でも、負けたくないから、自分なりのプレーに活かす。

当時、ブラジル代表のキャプテンだったドゥンガにアドバイス(基本、怒り)をもらった。

学び:組織の中で結果を出すためには、自分にしかできないこと、自分の強みを見つけて磨くことが大事。

リーダーシップとは

リーダーシップの定義。
ゴールと道筋を磨き、周囲を巻き込み、実現まで導き続ける。

福西崇史さんは、これを結果的に意識している。

ゴール:プロになり、活躍すること
道筋:ボランチとして自分の強みを見つけて、スキルを磨くこと
周囲の巻き込み:スペシャリストに相談して、自分を磨く。
実現まで導き続ける:試合に出ながら、さらに自分の強みを磨く。

2002年日韓ワールドカップ

5分しか出場出来ずに終わった。
『絶対に2006年ドイツワールドカップに出る!そして、活躍する!』

海外に行くことが多かったし、誘われたが、試合に出ることが大事だと思い国内に残った。

ワールドカップに出るため、日本が勝つために、自分の強みを活かす。競争相手は、中田、中村、小野、遠藤、稲本など攻撃的なタイプ。

中田英寿との意見のぶつかり合い。
*中田:前で奪えれば、点が取れるでしょ
*福西:前で奪おうとしたら、後ろにスペースが生まれて、点が取られるでしょ

ジーコやメンバーと何度も話し合いしたけど、結論は出なかった。結論が出ないのは、当たり前。ここで大事だったのは、メンバーと議論して相手の考え方が理解できたことは、チームにとって良かった!

学び:メンバー同士のコミュニケーションは組織、チームの上で大事。他のメンバーの考えを理解してチームの結束力が深まり組織力が高まる。

2006年ドイツワールドカップ

レギュラーになれた。
攻めも守りもできるチームの中でレアな選手だったから。

まとめ

リーダーシップを発揮する上で、他者に負けないプロフェッショナルな強みを持つことは重要である




仕事に活かすための行動まとめ



自分の世界から飛び出す必要性、飛び出す行動力の大事さ
社外や他業界を知る。経験する。聞く。

組織ではトップチームに相当するチームがあり、格差がある/尊敬する人がいるから、下の人が目指そうと思う。
目指すべき組織、人を作る。

組織の中で結果を出すためには、自分にしかできないこと、自分の強みを見つけて磨くことが大事。 

ナンバーワンよりオンリーワンを目指すべき時代になってる。ならないといけない。
※前提:基本スキルも磨く、延ばしつつ

メンバー同士のコミュニケーションは組織、チームの上で大事。他のメンバーの考えを理解してチームの結束力が深まり組織力が高まる。
会社、マネージャーは、メンバー同士のコミュニケーション機会を作るべき。

感想

プロスポーツから得られる学びは、深いし分かりやすい。特に中学生、高校生の時にチームスポーツをしていた人は。

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