モテたいと言う人は何故モテないのか

どうも栗山陽輔です。
少し思うところがあり、今後、記事毎にテーマをあげて、頻繁に記事を更新していきたいと思います。とりあえず一日一記事で書いていこうと思います。(僕のFBにも同じ記事を更新していきます)
今日は、「モテたいと言う人は何故モテないのか」というテーマで考えていきたいと思います。

別に恋愛メソッド的なことを書くつもりではなく、このテーマを僕なりに論理的に解析していきたいと思います。
結論から言いますと、モテたいという男(女性でも構いませんが)がモテない理由は、何よりもまず『顧客』の定義ができていないからです。
顧客とはモテたい男からすると女性ですね。
女性にモテたい、という思いを自社製品を顧客に選んでもらいたいというビジネスに置き換えて考えていきましょう。

至極当たり前の話なのですが、ビジネスは顧客ありきです。顧客を定め、顧客が望むものを提供するのが事業です。

見知らぬおばあさんに週刊少年ジャンプを売ろうとしても買ってくれる人は少ないでしょうし、小学生男子に高価な育毛剤を売ろうとする業者はいないでしょう。(この例えは我ながらどうかと思いますが)
誰に何を売るのかは事業の基本です。すべての人に必要とされ、すべての人が顧客となる商品を作るのは途轍もなく難しいことなのです。
すべての人が必要とするものは生活必需品と呼ばれ、競合する大企業が市場を争っています。そこに飛び込む余地はほぼありません。戦いたいのならご自由にどうぞ。

これだけの話で、モテたいという男が何故女性にモテないのかが簡単にわかると思います。「すべて」とは言わないまでも「多くの」、「不特定多数」の女性から愛されることがどれだけ難しいことなのかを真剣に考えてみれば、モテたいという思いではなく、ある一人の「誰か」のことを真剣に考えるべきではないでしょうか。

さて、ここまでつらつらと書き連ねてきましたが、もちろん僕は映画を作っている人間ですので、ここで話を終わらせる気はありません。ここまでの話を、映画を含めた多くのエンターテイメントに当てはめて考えていくと、少し引っかかることがあります。

たくさんの人に愛される作品を作りたい!

という言葉。よく耳にしませんか?
すごく耳障りのいい言葉だと思います。けれど、この言葉と「女の人にモテたいと言う男」を比べてみた時、そこに大した違いがないように思えませんか?

もちろん色恋沙汰とエンターテイメントを全く同じ土壌で語ることはできないとは思います。けれども、繋がる部分は確実にある。
たくさんの人に愛される作品を作りたいという思いは大いに結構ですが、結局そのたくさんの人というのは具体的にどんな人たちの顔を思い浮かべているのでしょうか。

エンターテイメントというのは、現代においては確固たる事業であり、ビジネスです。そのはずなのに、何故かエンターテイメントを謳えば顧客の定義を曖昧にすることが美徳かのように語られる。

無形のモノを提供する事業だからこそ、顧客のことを徹底的に研究するべきだと思うのですが、その辺りの認識がふわふわしている人たちが多いのは疑問であります。(僕自身がそうだったから言えることではありますが)

事業の基本は顧客の定義。事業は顧客から創造されるのだと、改めて考えていこうと思う今日この頃です。

さて、今日のところはこのくらいにしておこうかと思います。自分の文章力と論理性のなさに身もだえする思いではありますが、今後も記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

どうぞ皆さま、よい夢を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?