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お互いに刺激し合う関係性 ~【櫻坂46】4枚目シングルのジャケットアートワークをみて~

先日、4枚目シングル「五月雨よ」のジャケットアートワークが公開された。
今回も、前作に続いて、クリエイティブチーム「PERIMETRON」が担当している。

「King Gnu」、「millennium parade」、「PERIMETRON」という3つのチームは、常田大希を軸に密接に関わり合っている。(中略)
「King Gnu」は日本のJ-POPを指向したポップな音楽性を持つバンド。「millennium parade」は世界に開いたコアな音楽と映像が絡み合うプロジェクト。(中略)
「PERIMETRON」はそれらの音楽に対して単に映像を付加することにとどまらず、深いところで共鳴し、増幅し合い、ともに作品を作り上げるチームとして機能している。
さらにmillennium paradeにはPERIMETRON所属のクリエイターもおり、その結びつきはより強い。常田はそれぞれのメンバーの在り方について、「そんなに違いはないという印象。各々がやりたいことをやってるだけ」と語る。

「GINZA」Webサイト掲載 「クリエイティブ集団PERIMETRONの世界」を特別公開より

ここで重要なことは、「やりたくないことはやらない」と言うことである。
その「やりたいこと」に、「櫻坂46のジャケット」が入っているという意味は大きい。
それは、櫻坂46が「彼らのクリエイターとしてのアンテナに引っかかる存在」であることを示している。
PERIMETRONの中心人物であるOSRINさんも、自身のインスタストーリーズで以下のように述べている。

私がいま、唯一、演出をさせてもらうアイドルが櫻坂
改名するっていう茨の道突き進むって姿勢が好きだから
続投した理由はそれ一点

OSRIN Instagramストーリーズ

OSRINさんによると、多彩なクリエイターが集結しているPERIMETRONとは、

みんな個性が違ってあまりにも能動的なやつらなんで、キメラみたいなツギハギ感があるけれど、魂はひとつ。お互いライバルでもあり、妥協が許されない環境ではあります。

「GINZA」Webサイト掲載「ディレクター・OSRINが語るPERIMETRON」より

とのこと。
ここで大事にされているのは、「好きなものを共有」し、妥協することなく制作をしていくということである。
それは、作品の仕上がりを見ても、充分に伝わってくる。

櫻坂46となってから、センターを務めているメンバーは、みな口を揃えて、「制作が楽しい」ということを公言している。
特にPERIMETRONが担当しているジャケット撮影は、彼女たちにとって刺激的なようで、毎回参加できるのを楽しみにしているようだ。
3枚目シングルで、櫻エイトに選抜されなかった藤吉さんは、ポジションが三列目になったことより、制作に関わることが出来ない楽曲があることの方が悔しかったという話をしている。
それほど、制作期間は、彼女たちの創造性を刺激するのだろう。
その姿勢は、ライブなどでも存分に発揮されており、回を追うごとに、パフォーマンスに磨きがかかっていることからも確認することができる。
このような姿勢は、表現者として、大切な資質である。

メンバーの存在が、
秋元さんに歌詞を作らせ、
それがTAKAHIRO先生を刺激し、
衣装チームや、アートワークチームを刺激する
という好循環によって、
「櫻坂46」という一つの世界を形成している。

そこで、高い創造性が維持できている理由は、メンバーも含め、お互いに妥協することなく、楽曲に取り組んでいるからに他ならない。

4枚目シングルのプロモーション期間である現在。
次にどのように驚かせてくれるのか、楽しみはまだまだ続いている。




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