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継続は力なり ~【櫻坂46】最近の「そこさく」を観ていて~

櫻坂46となってから、彼女たちの冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」が全国で観られるようになった。
GYAOによる配信という形ではあるが、テレビ東京の放送が終了した直後から視聴できるので、ほぼリアルタイムと言ってもよいだろう。
有り難いことに、過去の放送分も観ることができるのが素晴らしい。
今週分をリアルタイムで視聴した後、もう一度、放送内容を確認したり、面白かったシーンを再度観たりする時に、ちょくちょく使わせていただいている。
その内容を観ながら、メモをとったり、記事を書いたりしている時、そのまま配信を観ていると、過去の回を遡って見せてくれるので、それによって、放送直後には気がつかなかった部分や、現在と過去を見比べて気がつくことなどがあるため、何度観ていても飽きることがない。
もちろん、意図的に過去の映像の中から、もう一度観たい内容を探す事もあるが、期せずして遡ったものを目にすることも多い。
特に、「そこさく」の放送が日曜深夜であることから、放送後にGYAOさんの配信などを観ていると、そのまま寝落ちしてしまい、付けっぱなしの番組の笑い声や歓声などで目が覚めることも少なくない。

先日も、GYAOで配信を観ている時、ついつい寝てしまい、そのような状況になってしまった。
前日の疲れが残っていたのか、結構寝こけていたようで、配信内容が初期の頃の配信まで遡っていた。
寝ぼけまなこで、何となく、流れていた番組を観ていたのだが、その時、ふと気がつくことがあった。
それは、副キャプテンである「松田さんのガヤ」である。
番組を盛り上げようと、一生懸命、自分が出来ることをしているというのが、彼女の素晴らしさなのだが、それが一番現れていたのが、「ガヤ」である。
最初こそ、少し固さがあり、MCのお二人や先輩たちに遠慮しながら、恐る恐るやっているという感じであったが、今では、声量だけでなく、内容や口調も、その場に相応しい形で入れられるようになっており、大きな成長を感じることができる。
月曜レギュラーをつとめている「レコメン」で、彼女が学生のころ、懇願されて無理矢理入ったソフトボール部で、レギュラーにはなれなかったが、副キャプテンをやっていたというエピソードを披露していた。
そのころ得意だったのが、ベンチからの応援と、三塁コーチスボックスでの走塁指示というのも、実に彼女らしいエピソードと言えるだろう。
「そこさく」の中で、一生懸命番組を盛り上げようと声を出している姿を知っているファンからすれば、彼女のソフトボール部時代の様子は容易に想像できるだろう。
彼女は、欅坂46の二期生として加入したばかりの「けやかけ」時代から、積極的に声を出していた印象がある。
その健気な様子は、ファンやメンバーはもちろん、番組スタッフにとっても、救いの存在と言えるものであった。
その当時の雑誌インタビューで、スタッフやMCのお二人から、彼女の番組での健闘ぶりが賞讃されていた。
番組が「そこさく」に変わってからも、彼女のガヤは変わること無く、ずっと続いている。
番組の中で入れるべき「ガヤ」に正解はない。
その場の内容や雰囲気で、いくつものバリエーションが考えられ、それを言う人のキャラクターも関係してくるため、必勝のセオリーはない。
そんな手探り状態のまま、「とにかくやってみる」という精神で、彼女はガヤを入れ続けた。
番組を観ているファンなどから、何か言われてしまうこともあっただろう。
彼女の勇気や努力も考えず、心ない言葉を投げかけられたこともあったに違いない。
それでも、笑顔で「ガヤを入れ続けている」彼女の姿は、神々しくもある。

そんな彼女の努力が、じわじわと実ってきているのだろう。
最近の「そこさく」を観ていると、彼女のガヤだけが気になることがほとんどない。
他のメンバーも彼女を見習い、積極的に声を出すようになってきていることから、以前と同じように入れている松田さんのガヤが、目立たなくなっているのだ。
これは、メンバーが個人で外番組に出演する機会が増えていることも影響しているだろう。
外番組に出ると、出演者の皆さんが、いかにいろいろなテクニックを駆使して、番組を盛り上げようとしているかを目の当たりにすることになる。
そのような姿を出演する側からみていくことで、学べることも多いだろう。

松田さんが、加入した頃から、挫けることなく努力してきたことが、このようにグループ全体にまで波及している様子を見ていると、「継続すること」の偉大さを改めて思い知らされたような気がする。

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